巨大な将棋盤の上をプレイヤーが歩き回って「詰め将棋」をする――そんなイベント「AR巨人将棋」が9月3日、静岡県にあるコンベンションセンター静岡グランシップで開催される。 AR巨人将棋は、位置情報とAR(Augmented Reality)技術を組み合わせ、視覚障害のある人とない人が一緒に楽しめるというゲーム。プレイヤーが緑の人工芝でできたマスを踏むと、「2三 玉方 金」「1四 攻め方 香車」のように位置情報(マス目の位置)と駒情報をコンピュータが読み上げる。 会場にはカメラが取り付けられており、位置情報と連動する映像をプロジェクターで壁に投影。映像は、仮想将棋盤とCGの駒、プレイヤーを重ねて表示し、まるで人間が将棋盤の中にいるかのように映るという。 プレイヤーが詰め将棋を解くと、映像内に巨人の手がぬっと出てきて駒を動かしゲームは終了。視覚障害があっても、位置情報や音声情報を頼りに詰め将棋を