今年2009年の夏のボーナスは、昨年2008年の秋に起こった「リーマンショック」を発端とする全世界的な不況の波を受け、支給額もかなり厳しくなることが予想されたが、はたしてその通りの結果となった。今回の調査におけるボーナス平均支給予想額は53.6万円で、昨年の調査と比較して実に4.8万円もマイナスとなることが明らかとなった。昨年も平均支給額では若干のマイナスだったが、それでも数千円の微減であり、今回の数万円単位での減額は、一般家庭にも大きな影響を与えることだろう。特に、40代以上の高額所得者のボーナス減少率が高く、管理職などを中心に大幅なボーナスカットがされていることが浮かび上がってくる結果になっている。 支給額が減れば、消費に回す金額も当然ながら減少する。ボーナス支給額のうち、自由に使えるお金は「10万円以下」が半数以上を占め、家庭の台所事情の厳しさをうかがわせる結果となった。回答者の約9