セブンーイレブン・ジャパンなど大手コンビニエンスストア4社の平成21年8月中間決算(単体)が8日、出そろった。消費不況に加え、夏場の長雨や台風などによる天候不順が響き、全社が営業減益となった。百貨店、スーパーが苦戦する中、コンビニは昨年7月のたばこ自動販売機の成人識別カード「タスポ」導入による来店客数の増加にも支えられ、堅調な業績をあげてきた。しかし、そのタスポ効果も今年7月に一巡し、消費不況の波をもろに被った格好だ。 中間期で営業減益に陥ったのは、セブンーイレブン・ジャパン、サークルKサンクスがそれぞれ2年ぶり、ローソンが3年ぶり、ファミリーマートが6年ぶり。 「下期も経営環境は厳しく、既存店売上高の予想を下方修正した」 この日、都内で会見したローソンの新浪剛史社長はこう言って悔しさをにじませた。 コンビニ各社の業績は今中間期に一転した。21年2月期はサークルKサンクスを除く3社が営業増