トータルコストでみるとガソリン車の方がエコ Well-to-wheelという考え方があります。井戸から車輪へ、という意味で、エネルギーが採取されて実際に動力になるまでの全体の効率を加味した燃費のことで、これを1km走行当たりのCO2排出量で現すのが一般的です。 ガソリンの場合は、油田から採取した原油をタンカーで日本に運び、ガソリンに精製してタンクローリーでガソリンスタンドへ、というメカニズムになっていますね。そのときに消費するエネルギーも、実際の走行時の燃費に組み込むわけです。 電気自動車の場合には、発電所で作った電力を送電線を通じて配ることになります。太陽光で発電すれば元のエネルギーはゼロに近いわけですが、石炭火力発電所や石油火力発電所を使ってしまうとそこで確実にCO2が排出されます。同じようにFCV(燃料電池車)も、水素を生成するために多くのエネルギーを使うとすれば、それは間違いなくC
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