ニュース 日本初の水星探査機、欧州機と一緒に打ち上げへ 構想21年、謎解明目指し7年の長旅 2018.10.18 太陽に最も近い惑星の水星はまだ多くの謎に包まれている。強い太陽光や灼熱(しゃくねつ)の環境といった障害が多く探査が難しいためだ。米国の探査機によるこれまでの2回の挑戦に続いて、日本初の探査機が欧州の探査機と一緒に南米フランス領ギアナから20日にも打ち上げられる。構想開始から21年。水星の謎解明を目指して到着まで7年の宇宙の長旅が始まる。 宇宙航空研究開発機構(JAXA)によると、JAXAの水星磁気圏探査機「みお」(「MMO」の愛称)と欧州宇宙機関(ESA)の「MPO」の2つの探査機は結合した形でフランスのアリアン5型ロケットでギアナのクール−宇宙基地から打ち上げられる。最新の予定では打ち上げ日時は天候が良好で準備が順調ならば日本時間20日午前10時45分に設定されている。 「み