CLに優勝し、ミュンヘン空港に到着した飛行機から、ハインケス監督と共にビッグイヤーを掲げながら降りてくるバイエルンのキャプテン、ラーム。ドイツ代表でもキャプテンを務めている。 「力で従わせる時代はもう終わった。現代的なリーダーとは コミュニケーションを試みて、成功の可能性を高める人間だ」 フィリップ・ラーム(バイエルン・ミュンヘンのキャプテン) 最近ドイツで、「近代的リーダーシップ」が話題になっている。 これまでドイツにおける理想的なリーダー像は、ベッケンバウアー、マテウス、カーンといった“闘将”タイプだった。チームメイトの首根っこを掴んで、力ずくで従わせるような感じである。まわりを威圧するようなオーラを持っていることが、リーダーの条件だと思われていた。 それゆえにバイエルン・ミュンヘンのキャプテンのラームと、副キャプテンのシュバインシュタイガーは、しばしば批判の対象になった。2人とも味方
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