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ブックマーク / blog.livedoor.jp/abu_mustafa (25)

  • 中東の窓 : トルコとカタールの軍事協力

    トルコとカタールの軍事協力 2017年05月08日 16:48 トルコカタール トルコとカタールは、例えばシリア内戦やリビア問題やムスリム同胞団等に関し、共通の政策をとってきたように思われますが、直接の軍事協力にまで発展しているとな知りませんでした。 hurryiet  net は、カタールにトルコ軍の、師団レベルの戦術的基地が開かれ、カタールの少将が司令官、、トルコの准将がその補佐官になることに合意されたと報じています。 これは、トルコ国防省次官補が、議会の外交委員会の後で、プレスに明らかにしたところで、その場所はドーハで、トルコ軍兵士は5〜600名駐留するが、そのほか、カタール側は必要に応じトルコが柔軟に兵員の派遣を行うことを希望していて、さらに爆発物の処理等の訓練を行うことを規模しているので、25〜30名の訓練要員が贈られるとした由。 これに対して、野党のCHPは、この合意はあいまい

    Tiantian
    Tiantian 2018/01/18
  • 中東の窓 : 市民不服従・ゼネストの失敗(エジプト)

    市民不服従・ゼネストの失敗(エジプト) 2012年02月12日 10:17 エジプト エジプトにおける不服従・ゼネストの呼び掛けに関するニュースについては、金曜礼拝での反対との説教の話とともにお伝えしてきたところですが、11日づけのal jazeerah net 及びal qods al arabi net はいずれも「不服従の失敗」との見出しの下に、11日の不服従・ゼネストは不発に終わり、カイロを始め主要な都市はいずれも平静で通常の姿を取り戻して、交通も通常通りに動いていると報じています。 それによると、カイロの中心街の広場には殆ど群衆も無く、町の交通混雑も通常の状況に戻り、カイロの地下鉄も通常通り運行いており、カイロ大学も通常通りだとのことです。 また政府事務所も企業の事務所も平常通りに職務を行っているとのことです。 カイロ以外の町も一部の例外を除き、極めて平常とのことです。 なお、自

  • 中東の窓 : モサドの暗躍

    モサドの暗躍 2012年02月13日 15:50 イスラエルイラン ご記憶のある方もおられるかと思いますが、若干前にアゼルバイジャンでのイスラエル、ユダヤ人に対するイランの報復テロ(未遂)事件について書いたことがありましたが、あの時は、当方全くの不明で、何故あのような所で対イスラエル・テロ事件などが起きるのか不思議だと書いたかと思います。 ところが昨日のhaaretz net がtimes 紙を引用して、アゼルバイジャンはイランへのアクセスが極めてよいので、モサドとイラン情報機関の情報戦争の舞台になっていると言う記事がありました。 情報戦争と聞くと、直ぐ書きたくなる方で、記事にしようかと思ったのっですが、それだけの話で、余り具体的なスパイの話等もなかったので、そのままにして置きました。 そうしたら12日付のhaaretz net 及びy net news が、イラン通信を引用して12日イラ

    Tiantian
    Tiantian 2012/02/17
    偽造旅券
  • 中東の窓 : イスラム過激派の摘発(チュニジア)

    イスラム過激派の摘発(チュニジア) 2012年02月14日 11:30 チュニジアリビア 13日付のal jazeerah net は、チュニジア内相が13日テロ組織を摘発したと発表したと報じています。 記事によると、内相は記者会見で、チュニジアにイスラム公国を樹立しようと計画していたテロ組織を摘発したが、彼等はアルカイダとの関連を有していると述べたとのことです。 また、メンバーのうち12名が逮捕され、カラシニコフ25丁、弾薬2500発が押収されたが、メンバーのうち9名はは逮捕を逃れており、8名がリビア、1名がアルジェリアにいる可能性が強いとのことです。 また彼等はリビアでアルカイダから軍事訓練を受けたとのことです。 また彼等は先日スファックス郊外で治安部隊と交戦したテロリストとも関係があるとのことです。 記事の要点は以上で、記事だけから見ると、彼等の規模も小規模のように思えますが、背後に

    Tiantian
    Tiantian 2012/02/17
    チュニジア在住の方(タマラさん)からの報告あり
  • 中東の窓 : モサドのチュニジアにおける活動の活発化

    モサドのチュニジアにおける活動の活発化 2012年02月13日 21:15 イスラエルチュニジア モサドについては先ほど書いたところですが、13日付のal qods al arabi net はチュニジアの週刊誌を引用して、モサドのチュニジアにおける活動の活発化が危惧を与えていると報じています。 アラブの春以後のアラブ諸国の動向について、モサドが情報収集に熱心になっているだろうことは想像できますが、モサドの活動の中でのチュニジアの重要性は不明です。 しかし、チュニジアには未だユダヤ人コミュニティも未だ存在しており、モサドとしてチュニジアをマグレブでの情報基地として使うことはある意味十分考えられる所かもしれません。 記事の要点のみ 12日付の週刊誌mussawarは、革命後のチュニジアでモサドがcIAと協力してその活動を活発化していると報じている。 モサドの活動は多くの都市に及んでいるが、特

    Tiantian
    Tiantian 2012/02/17
    チュニジア在住の方(タマラさん)からの報告あり
  • 中東の窓 : シリア情勢(人道に対する犯罪)

    シリア情勢(人道に対する犯罪) 2012年02月14日 10:19 シリア国際機関 13日からシリアに関する国連早期が開かれ、国連人権高等弁務官が報告の中で、政府軍は人道に対する犯罪を犯していると厳しく糾弾しました。 シリアにおける弾圧に関しては、(まさかとは思うも)このブログへコメントを下さる方の中にも、これを大いに弁護する方がおられるが、国連と言う中立機関の人権に関する最重要な人物(因みに彼女は欧米の人間ではない)の厳しい糾弾で、おそらく国際的に最も権威(ジュネーブの彼女の事務所は詳細な資料を収拾しているはず)があり且つ信頼できる見方と思われるので、以下その要点のみご紹介します。 なお、当然のことながら、シリア代表はこの報告に激しく反対したとのことです。 国連人権高等弁務官(以下UNHCHR)は、国連総会でシリア軍は抗議運動鎮圧のために人道に対する犯罪を犯せており、これは国際刑事裁判所

    Tiantian
    Tiantian 2012/02/17
    ホムスに親戚がいらっしゃる方、シリアに在住している方からの報告あり
  • 中東の窓 : シリア情勢(国連総会決議案)

    シリア情勢(国連総会決議案) 2012年02月15日 18:21 シリア国際機関 安保理が中露の拒否権行使で決議を成立させることができなかった後を受けて、総会が開かれていますが、15日付のal jzeerah net はアラブ諸国がシリアの暴力を非難する決議案を配布しており、その採決が16日行われると報じています。 記事によると、決議案の内容は、先日安保理で否決されたものとほぼ同じとのことで、シリア軍が広範かつ組織的人権侵害の暴力行為を続けていることを非難し、軍隊の都市部からの撤退と暴力行為の即時停止を求め、責任者の処罰と住民の保護を求める内容とのことです。 決議案はまた、政治的移行の実施を求め、アラブ連盟の調停案の全面的な実施を要求しているが、平和維持軍の派遣については触れられていないとのことです。 この決議案はカタールとサウディが作成したものとのことで、国連関係者はおそらく圧倒的多数で

    Tiantian
    Tiantian 2012/02/17
    正当な軍事力の行使は、自衛権の行使と安保理の決定による第7章の強制措置の2つ以外はない
  • 中東の窓 : ドイツの第1次世界大戦賠償の最後の支払い

    ドイツの第1次世界大戦賠償の最後の支払い 2010年09月29日 20:53 この話は特段中東とは関係ありませんが、29日付のjerusalem post net に載っていて、昔学校で習った歴史が未だ現実に動いていることに驚いたので、敢えてご紹介するものです。 歴史に関心のない方は読み飛ばしてください。 歴史によれば、第1次大戦後連合国は戦争の責任は軍国主義のドイツにあるとして過大な賠償金を課し、ドイツがそれを払えずに(そのために仏とベルギーがルール工業地帯だったかを軍事占領・・なに、文化の国などと威張っている仏も野蛮なのです)、ハイパーインフレになり、米国のドーズ・ミッションやヤング・ミッションがその軽減を勧告し、何とか妥協ができたが、ドイツの一方的な責任と天文学的な賠償に不満であったドイツ国民の感情に乗じて、ヒットラーが政権を取り、第2次大戦への道が開かれたと学校で習ったと思います(

  • 中東の窓 : シリアの核開発疑惑

    シリアの核開発疑惑 2011年11月01日 21:03 シリアパキスタン シリアの核開発疑惑に関しては、2007年イスラエル機が破壊した施設がプルトニウム濃縮工場だったとされ(IAEA査察官も付近で放射線を検知)ていましたが、1日付のイスラエル各紙のネットは、IAEA筋によると、シリアはウラニウム濃縮工場も建設していたが、ウラニューム爆弾とプルトニューム爆弾の双方の開発を目指していたと報じています。 記事によると、この施設は核の国際闇市場で一躍有名になったパキスタンのkhan 博士からの技術で建設したもので、リビアのカッダーフィがkhankから購入した工場と同一のデザインとのことです。この施設が見つかった切っ掛けは、IAEA担当官が種々の情報からすれば、既知の施設の他にもう一つあるはずだと考え、考えられる地域の衛星写真をチェックしていたら、シリアのAl-Hasaka市に存在していたとのこと

  • 中東の窓 : シリア情勢(ホムスの虐殺)

    シリア情勢(ホムスの虐殺) 2012年02月04日 20:44 シリア シリアのホムスでは政府軍の砲撃のために、200名以上が死亡したと今朝お伝えしたと思いますが、日時間夕刻のal arabi net(サウディ系の人工衛星TV局のネット)はホムスの死者は337名に上り、負傷者が1300名に上ったと伝えています。 イスラエルのy net news もこのネットをひいて、この数字を報じていますが、al jazeerah netの方は最低でも260名の死者と伝えています。 何故このような数字にこだわってお伝えしているかと言うと、1900のNHKニュースがホムスの死者は300名に達し 、抗議運動発生以来1日の死者では最大であったと伝えたのでチェックしたと言う訳です。 NHKのソースは不明です。 いずれにしてもホムスでの死傷者が虐殺と言われる規模に上ったのは事実のようで(政府は砲撃はテロリストの仕

    Tiantian
    Tiantian 2012/02/06
    ロシアの拒否権についての非常に鋭い解説: 対植民地主義・マルクス主義の亡霊: 板垣雄三氏や千葉大の先生(女性)
  • 中東の窓 : リヴニ元外相に対する逮捕状

    リヴニ元外相に対する逮捕状 2009年12月16日 21:18 イスラエル中東紛争 このところ英国とイスラエルの間で、リブニ元外相(現在カディマ党首)に対する英国裁判所の逮捕状問題で、随分ごたごたしているみたいですが、16日付のjerusalem post 電子版は、その論説のなかで「大部分の大臣は英国では逮捕状に直面する」と題して、この問題を取り上げています。 問題の発端は、英国が重大な人権侵害事件に関しては、事件発生地がどこであるかを問わずに、英国の裁判所にも管轄権がある(注:これをuniverasal jurisdictionと言う)という法律を通したことが発端ですが、このためカディマの党首のリブニ元外相がイスラエルのガザ侵攻に関して、裁判所の逮捕状が発せられていて、英国を訪問したら逮捕されるということで、彼女は急きょ訪問を取りやめたようです。 同紙に依れば、そもそも欧州との関係でこ

  • 中東の窓 : シリア抗議運動の軌跡

    シリア抗議運動の軌跡 2012年01月29日 21:35 シリア 28日付のal jazeerah net は「銃砲が抗議の火を燃え上がらせた」と題して、これまでのシリアの抗議運動が如何に政府の弾圧で地域的にも広がり、抵抗運動として変化して行ったかを解説しているところ、その記事は一般的に言ってこれまで、このブログでも毎日追いかけてきた出来事を要領よく整理したものとの印象を受けるので(勿論自由シリア軍の影響力の盛衰等細部には異論もあると思うが)、取りあえず記事の要点をとりまとめたところ次の通りです。 シリア国民が昨年3月自由を求めてアラブの春を模倣してから短期間の間に、抗議運動は激しさを増し、抗議の方法も大きく変わってきた。 シリア政府が正規軍を使って弾圧し、死者も6000名になるにも拘らず、シリア国民の自由を求め動きを圧殺できないでいる。 抗議運動は、シリアの南東部のダラアで、アラブの春特

  • 中東の窓 : アルジェリア・モロッコ関係(国境再開の可能性)

    アルジェリア・モロッコ関係(国境再開の可能性) 2012年01月30日 14:58 アルジェリアモロッコ モロッコとアルジェリアの国境は1994年に閉鎖されたままになっていますが(両国は旧スペインの植民地で合った西サハラの領有をめぐり、モロッコが自国領として同地を実行支配しているのに対して、アルジェリアはそこの独立を主張するポリサリオを支持して、厳しく対立してきた。西サハラについては国連の斡旋でその将来に関する国民投票が実施されることになっているが、遊牧民が主で誰が西サハラ国民かなどと言うことを巡り対立が解けず、未だに実施されていない。両国とチュニジア、リビアの4国は大マグレブ連合を形成しているが、両国の対立のため首脳会議も開けず、昨年失脚したベンアリ大統領などが、しょっちゅう両国の斡旋をしていたが、全く関係は改善されなかった。国境を閉鎖したのはアルジェリアから)、30日付のal jaze

  • 中東の窓 : エジプトの治安の悪化(白昼の銃を使った強盗事件)

    エジプトの治安の悪化(白昼の銃を使った強盗事件) 2012年01月31日 11:21 エジプト エジプトでは革命後治安の悪化が懸念されていますが、それを象徴するような昼間銃を使った堂々の強盗事件が2件も起きた模様です。 これは30日のal qods al arabi net が報じているところですが、カイロで30日朝銃を使った強盗事件が2も起きたとのことです。 1はタガンマア(と言うことはタハリール広場の近くか?)のH・I・B・C銀行(アラビア語からの音訳)で12時前後7名の武装者が銃を乱射して、現金総てを奪い、待たせてあった車で逃走したと言う事件です。 もう1件はカイロ南部のヘルワンで、3名の武装者hが現金輸送車を襲い、3・25百万エジプトポンドを強奪して逃走したとのことです。 2件の強盗事件の概要は以上ですが、かって革命前のエジプト、特にカイロでは強盗事件等と言う悪質犯はまれで、特に銃

    Tiantian
    Tiantian 2012/02/03
    タガンマアはこの10年余りにカイロ郊外に開発された高級住宅街
  • 中東の窓 : エジプト大統領選挙(選挙法に対する議会の異議)

    エジプト大統領選挙(選挙法に対する議会の異議) 2012年02月01日 21:31 エジプト エジプトで6月に予定されている大統領選挙に関する選挙法が19日(新議会開催の4日前)最高軍事評議会により決定され、官報に告示されたとのニュースは先日ご報告しましたが、新議会開催直前の駆け込みのような決定にどのような背景があったのか知りませんが、かなり不自然なところがあるとの感じを抱いた人は多かったと思いますが、案の定議会の方では、このような最高軍事評議会の決定は、議会の権限を犯すものだとの異論が起きている模様です。 1日付のal ahram  netは、議員は最高軍事評議会が決定した大統領選挙法とアズハリ総長(選出)法について、議会の権限を奪うものとの強い異論が出され、再審すべきだとの意見が出ていると報じています。 この点に関し、議長(自由公正党)は国民の代表として選ばれた議会は、総ての立法に関す

  • 中東の窓 : シーア派行事を狙ったテロ事件(イラク)

    シーア派行事を狙ったテロ事件(イラク) 2012年01月14日 20:24 イラク イラクでは最近バグダッドを中心にテロ事件が頻発しており、宗派間対立の激化が危惧されていますが、各種メディアによると14日朝イラク南部で、自殺爆弾により、52名が死亡し、90名が負傷したと伝えられています。 これは毎年シーア派にとって重要なイマームフセインの殉教(ムハンマドのいとこアリの息子で、イスラム世界の指導権をオマイヤ朝から取り戻そうとして、その一行が虐殺された事件)を記念するアルバイーンの行事が狙われたもので、例年この時にはテロが起きるので、イラク政府は最大限の警戒をして、数万人規模の兵士を動員して警備体制をひいていたにも拘わらずの事件とのことです。 取りあえず速報ベースですが、これだけ大きなテロが、シーア派にとって最も重要な行事を狙って起こされたことは、今後の宗派対立に油をかけないではおかないと思わ

  • 中東の窓 : エジプト議会選挙の結果

    エジプト議会選挙の結果 2012年01月22日 09:50 エジプトイスラム エジプト議会の最終的選挙結果が21日発表されましたが、al jazeerah netおよびal qods al arabi net 野記事をとりまとめると次の通りです。なお、同選挙は比例代表制と個人名での選挙とがあり、かなり複雑なせいか、両紙の報道は全く同じで無いところ(事実関係で違うと言う意味ではなく、一方は個人区の数を入れていないとかの差)もありますが、取りあえず。 それにしても自由公正党と光の党を合わせるとなんと70%がイスラム勢力ということで、世評では両者の連立はないだろうと言うことのようですが、エジプト、ひいてはアラブ世界のイスラム化の傾向の激しさを物語っています。 これからどんな政治になるのでしょうか?国内的にも勿論ですが、ムスリム同胞団系の強いシリア、ガザ等に対してどういう政策になるのか注目していま

  • 中東の窓 : トルコの女性空軍士官

    トルコの女性空軍士官 2010年11月07日 15:01 トルコ 中東の女性兵士と言えばイスラエルの兵士と相場が決まっていますが(そう言えば、その昔イスラエル・レバノン国境を訪れた時に、イスラエル側の国境近くにあるイスラエル軍の駐屯地で多くの若い女性兵士が動き回っているのを見ましたが、彼女らがいずれも美人で、街で見かける女性よりもずっと魅力的なのに驚いたことがあります。制服が似合うのか、軍の訓練で体がしまってスマートになったのかは知りませんが)、実はトルコにも女性兵士がいるようです。おまけに彼女たちは将校で、近く中佐・・・日で言えばニ佐ですが・・・も出るようです。 7日付のhurryiet net は「トルコ空軍では女性はさらに上を目指す」と題して、トルコ空軍の女性将校の特集をしています。 それよると、トルコ空軍士官学校には、学業も、運動能力もモチベイションも優れた女性が集まり、卒業後空

  • 中東の窓 : カッダーフィについて

    カッダーフィについて 2011年02月22日 18:44 リビア 最近いろいろな方からコメントをいただきますが、日も衛星中継で昔カッダーフィと話をしたが、理想主義で大局から物を見る人との印象を受けたが、当に彼は抑圧者なのかと言う質問を受けました。 大変面白い、と言うか重要な問題なので、ここで彼について私の考えているところを少し整理してみたいと思います。 と言うのは彼は欧米では一般にmad dog(狂犬)と呼ばれて、せいぜい良くて道化と呼ばれた様で、基的には人民の抑圧者、テロ支援者、誇大妄想狂というイメージしか持たれていなかったと思います。 ところがそのリビアに石油があったために面と向かっては、少なくとも欧州の連中は悪口が言えなかったところに、カッダーフィが米国の爆撃以来すっかりおとなしくなり、テロ支援も手控え、ロッカビーの被害者にも補償をしたり、大量破壊兵器開発をやめたりしたので、す

  • 中東の窓 : オサマ・ビン・ラーデンの死亡

    オサマ・ビン・ラーデンの死亡 2011年05月03日 09:03 イスラムイスラエル 今朝の日の新聞は外国ニュースは専らビンラーデンの死亡の記事です。そこで思いつくママにこちらも若干のコメントなどしておきます。 最近学生たちを話をしていて、イスラムの話に及ぶと、よくある反応が「イスラムって結構まともな宗教なんだ」「イスラムってテロばかりと思っていた」というもので、こちらが逆に驚くことばかりでしたが、そのような日人のイスラム観にビンラーデンが大いに貢献!していたことは間違いないと思います。 何しろ例の9:11が起きたのが2001年ですから、今の大学生の大多数が物心ついて以来アルカイダのテロの話ばかり聞かされてきたわけですから、そのような反応があったとしても彼らばかりを責めるわけにもいかないと思います。 そのような若い人に対して、実は中東の現代政治(十字軍当時のハッサン・サバーハなどの話は

    Tiantian
    Tiantian 2012/01/14
    イルグン シュテルンギャング