(2014年9月30日付 英フィナンシャル・タイムズ紙) 北極海に面したロシアの港町、ムルマンスク。旧ソビエト時代のぼろぼろな水産加工場を利益の出る企業に変える試みを20年以上続けてきたミハイル・ズブさんは、何度か破綻の淵に立たされてきた。しかし、今回はそのどれよりも厳しい状況に置かれている。 ウクライナ関連の経済制裁への報復としてロシア政府が先月、西側諸国からの食料品輸入を禁止したために、ノルウェーからの魚の供給が一夜にして絶たれたのだ。 ロシア経済全体にきしみ ズブさんは、輸入を禁止したロシア政府を相手に訴訟を起こして会社を救おうとしている。しかし、ムルマンスクの住民で、夫が暇になった水産加工場から自宅に戻るように言われたと話すタチアナさんは悲観的だ。「(ズブさんは)へこたれない人だからね。でも、うまくいかないと思う。工場はもうダメよ」 厳しい状況に直面しているのはムルマンスクだけでは
ロシア・モスクワ(Moscow)で開かれたキャットショーに参加したネコ(2013年10月26日撮影、資料写真)。(c)AFP/VASILY MAXIMOV 【8月30日 AFP】ロシアの大手銀行が、住宅ローンを組んだ顧客へのサービスとして、ネコの貸し出しを始めた。ロシアではネコは新居に幸運をもたらすと信じられている。 競合他社との競争にネコのひげ1本分だけでも打ち勝とうとユニークなサービスを始めたのは、ロシア最大手銀行のズベルバンク(Sberbank)。同行で住宅ローンを借り入れた顧客30人への特典として、10匹の中から好みのネコを貸与するという。 同行ウェブサイト(http://www.kotoservice.ru)で紹介されているネコの品種はさまざまで、無毛種のスフィンクスやシャム猫も選べる。 ロシアには、新しい家のドアを最初に入ったのがネコだと家の持ち主に幸運が訪れるとの言い伝えがあ
ウクライナの件で、多くの情報が飛び交っているが、先日、MHJ筆者の目を引いた記事があった。 ウクライナ最大で、銀行としての信用力も同国で最高の格付けを得ている Privatbank というのがある。それのモスクワ子会社 Moskomprivatbank が、突然、先週の木曜日、ロシアの中央銀行(Bank of Russia)の管理下に入った。正確には、同国の預金保険機構の管理下に入れられて、銀行業務のアドミニストレーションは同機構が行うことになった、ということらしい。 こちらが、Bank of Russiaが出したステートメント。 管理に入らなければならない理由は、「倒産回避するため」。ステートメントには以下のようにある。(赤い太字は筆者) In compliance with Federal Law No. 175-FZ, dated 27 October 2008, ‘On Addit
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