「給与生活者」という社会階層が明治時代に誕生して、その後定着するようになり、大正時代の中ごろに「サラリーマン」という言葉が当てられ一般化した。それからおよそ100年。長いようで短くもあり、短いようで長くもあるが、それなりの歴史文化があるにもかかわらず、そのことをまとめた書籍は多くはない。 本書「サラリーマン生態100年史 ニッポンの社長、社員、職場」は、顧みられることが少ない、現代史の一部に注目した一冊。サラリーマンに縁の深いテーマを選んで、何が変わったのか、変わっていないのかを、主に雑誌や新聞記事を使って検証している。自宅で過ごす年末年始の休みのお伴として楽しめる。 過去を知らずに問題の本質は見えない 著者は歴史にこだわりを持っている。その理由は、いま起きている社会現象や社会問題のもともとには必ず過去があるからという。「過去を知らずに今だけをみて考察しても、問題の本質は見えてきません」
48 知的資産創造/2020年10月号 特集 スマートシティ コロナ禍を超えて構想から実装へ 要 約 1 アジア諸国では、ライドシェアやECのスタートアップ企業が、①デリバリー、娯楽、 金融など多様なサービスを、②決済を伴うモバイルプラットフォームにより一括で、③ 都市を跨ぐ広範囲の地域または国全体で提供する「スーパーアプリ」を構築し、日常生 活に不可欠なものとなっている。 2 国内外のスマートシティでは、街ポータルサイトや街アプリが導入されるのが通例であ る。これらがスーパーアプリに収斂・統合されるのかどうかが議論になっている。 3 アジア諸国のスーパーアプリの成功要因として、ライドシェアやSNSなどのサービスで 顧客の規模を確立、そこにさまざまなサービスをクロスセルした上で、さらに、決済機 能まで取り込むことにより、ビッグデータプラットフォームを形成、さらなるサービス の品質向上につな
ベトナムの新鋭、アッシュ・メイフェア監督による映画『第三夫人と髪飾り』(10月11日より公開中)。スパイク・リーが脚本に惚れ込み、トロント国際映画祭やサンセバスチャン国際映画祭など世界中の数々の映画賞を受賞した傑作だ。 舞台は19世紀の北ベトナム。富豪のもとに嫁いだ14歳の第三夫人と、彼女を取り巻く女たちの愛、哀しみ、葛藤が、神秘的な秘境の中で叙情的かつ官能的に描かれている。 本作はベトナムで公開されるや否や、主演女優の年齢(撮影当時13歳)や作品のテーマに批判が集中。「官能的」ではあれど、主演女優による直接的なセックスシーンはない。国による正式な上映許可も下りていた。にもかかわらず、主演女優とその家族はSNSで大バッシングを受けることとなった。 5年もの月日をかけてようやく完成した映画だったが、女優と家族を守るため、監督は公開4日後に上映中止にすることを決定した。まるで、「あいちトリエン
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く