ブックマーク / blog.gururimichi.com (27)

  • 中野『膳や 与楽』1日の最後には美味しいご飯さえあれば良い - ぐるりみち。

    1人で外をする際のメリットであり、かつデメリットでもある要素として、「あまりにも自由過ぎる」ことが挙げられるんじゃないかと、つねづね思っている。 “おひとりさま” は、この上ないほどに自由だ。風の吹くまま気の向くまま、どこへなりとも歩を進めることができ、それを遮るモノはない。ふらっと路地裏に入ろうが、何度も立ち止まってカメラを構えようが、突如として逆走を始めようが、それを止める人は誰もいない。 それゆえに、事でどういったお店に入るかも自由である。さくっと牛丼チェーンで済ませるも良し、煙の立ち込める焼き鳥屋でオッサンに揉まれるも良し、小洒落たバーに飛び込んでグラスを傾け過ごすも良し。今夜はどうしようか――と、選ぶ過程すらも楽しめる。 ところがどっこい。あまりに “自由過ぎる” のも一長一短で、他者の意見を参考にしたくなることもしばしばある。特に選択肢が多い繁華街では「あのバーが気になる…

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  • 「一番古い記憶」と「夢」のはなし - ぐるりみち。

    “自分にしか書けないこと”にはどんなものがあるだろうか。間違いなくだれにでもそれがあると断言できるものがある。それは記憶だ。いつの記憶でもよいのだが、限定するとすれば「一番古い記憶」としてみるとわかりやすい。 記憶は、その当事者にしか思い当たらない。そしてことばでわかるように伝えない限り、決して他人には理解できない。その意味で“自分にしか書けないこと”を“だれが読んでもわかるように書く”材料として最適なのである。 (筑摩書房『高校生のための文章読』P.69より) 「一番古い記憶」と、思い出を分類する「タグ」の存在 自分の「一番古い記憶」を探って思い出されるのは、年齢にして3〜4歳くらいの頃、札幌市内に住んでいたときの出来事だ。より正確に言えば、それが現実の “出来事” としてあったかどうかも怪しい、モノ・コトの断片的なイメージに過ぎないけれど。 まず思い浮かぶのは、「防火シャッター」と、

    「一番古い記憶」と「夢」のはなし - ぐるりみち。
    Togami_Arahi
    Togami_Arahi 2016/06/11
    “ならば、古い記憶を意図的に掘り返そうとする試みは、自ら“夢を見る”行為だと言い換えられるんじゃなかろうか。忘れてしまうこともできる過去の出来事を、自分にとってわかりやすいよう整理し、形にする作業。”
  • おじさんが語るSNS活用法『乗り遅れるな!ソーシャルおじさん増殖中!』 - ぐるりみち。

    古くから日には、「おじさん」なる生物が住み着いていた。主な生息地は人里であり、時にありがたい存在として敬われ、時にはた迷惑な存在として敬遠されていた。代表的な「おじさん」と言えば、「あしながおじさん」や「変なおじさん」などが挙げられるだろうか。 最近では、ゲーセンに現れる「アイカツおじさん」、ランプの魔人「特定おじさん」、魔法で召喚された「非実在おじさん」なども新たに発見され、おじさん研究者の数も増えている。各個体の性質はさまざまだが、彼らは等しく “おじさん” であると言って間違いないだろう。 乗り遅れるな!ソーシャルおじさん増殖中! 普通のおじさんたちのソーシャルメディア成功物語 (SB新書) posted with ヨメレバ 徳 昌大,高木 芳紀 SBクリエイティブ 2012-12-27 Kindle Amazon さて、そんな「おじさん」を研究した文献として日は、『乗り遅れる

    おじさんが語るSNS活用法『乗り遅れるな!ソーシャルおじさん増殖中!』 - ぐるりみち。
    Togami_Arahi
    Togami_Arahi 2016/01/30
    おじさんとして、と言うか、文化そのものに変わってくれたらと思うけど、押し付けることなく普及させようとするのはまた難しいものだなっていうことを感じた
  • インターネット上の「肩書き」の意味と「ブロガー」の定義 - ぐるりみち。

    どうも、インターネット大好きマンです(それっぽい肩書きを名乗ってみるテスト)。 先日、都内某所で開催されたブロガー向けのイベントにて。主催者さんが「『ブロガー』をやめて、『メディアクリエイター』と名乗ることにする!」と宣言し、それをブログ上でも書いたことで話題になりました。略して “メディック” ですね! えいせいへー! 僕自身、こちらのイベントに参加していたこともあり、隅っこでほむほむと頷き聞きつつも、どうしても脳裏に浮かんでしまうのは、某 “ハイパー” な人*1。一部では胡散臭い印象も持たれていることから、「イメージ的にどうなんじゃろ……」と思いもしましたが、自称する肩書きなんてその人の自由ですしおすし。別に批判する理由もなく、イベント自体も楽しませていただいた格好です。お疲れさまでした! 次もあったら行きます! たぶん!! しかし一方では、このネット上での「肩書き」あるいは「ブロガー

    インターネット上の「肩書き」の意味と「ブロガー」の定義 - ぐるりみち。
    Togami_Arahi
    Togami_Arahi 2016/01/20
    “語弊を恐れず言えば、2010年前後、この言葉に「ブログでお金を稼いでいる人」的な意味が付与されたようにも思う。”/最近は稼ぐことが「+α」じゃなく「パッケージの中」なのが常識になっているように見えて驚いた
  • 「大人」と「社会人」の定義と、転勤族にとっての成人式 - ぐるりみち。

    スポンサーリンク はやく人間に成りた〜い 世間的には成人の日らしい。ニュースを見れば、厳粛に進められる式があり、晴れやかな装いがあり、ぶっ飛んだ問題行動もあった様子。ある種の風物詩的なイベントともなりつつある「成人式」は、僕にとっては無縁の催しでござった。 お偉いさんの話を聞いて祝っていただく「式」とはその実、新成人にとっては「同窓会」としての意味合いが強いものだと思う。小・中学校時代、共に過ごした同窓の友人と再会し、飲めるようになったお酒を片手にあれこれと語り合う場。そりゃあ楽しくないはずがない。 僕自身は引っ越しの多い家庭で育ったため、同窓どころか知人レベルの知り合いもいない土地に住んでいた20歳当時、もちろん成人式には参加しなかった。夕暮れ時、なんとか中学時代の友達と連絡を付けて合流したものの、どこか浮いているような印象は否めなかった。 お酒を飲み、お互いの近況を話し合い、とにもかく

    「大人」と「社会人」の定義と、転勤族にとっての成人式 - ぐるりみち。
    Togami_Arahi
    Togami_Arahi 2016/01/11
    わがままをひとつ聞いてくれ。(調べたら強がりだった)
  • 物々交換OKの「読み終わった本リスト」を作ろうとしたら、もったいないおばけが出た - ぐるりみち。

    タイトルのとおり。ネットでしばしば見かける「読み終わったリスト」を作り、物々交換に出そうとしたら……“もったいないおばけ”が出た。 もう何年も前に読み終え、再読されることもなく棚に眠り続ける、数々のたち。彼らをただ手放すなんて、MOTTAINAI。 「読書記録」によって、“もったいないおばけ”を除霊する ここで感じた「もったいない」は多分、「せっかく買ったを手放してしまうこと」じゃなくて、「過去に読んで内容の大半を忘れているを世に送り出すこと」に対して感じた「もったいない」なんじゃないかと思う。 要するに、“読み流した”だけで、その成果物としてのアウトプットがなされていない格好。この数年以内に読んだならば、読書メーターなりブログなり読書ノートなりで読んだ感想をまとめているものの、それ以前のに関してはノータッチ。 漠然とした「読んだ」という記憶のみで、具体的な感想や知見が得られ

    物々交換OKの「読み終わった本リスト」を作ろうとしたら、もったいないおばけが出た - ぐるりみち。
    Togami_Arahi
    Togami_Arahi 2015/11/11
    “モノを手放すなら手放すときに、改めて「それが何だったか」を認識する過程――“お別れ”の儀式があったほうが良いな、と思ってしまったのです。”
  • 【寄稿】ゆとり世代が炎上について考えてみた - ぐるりみち。

    photo by GoonSquadSarah 「炎上」も一種のコミュニケーションだと思う。ただし同時に、あまり好ましいものとは思えない。それは、双方向性が担保されていないからだ。 炎上がなぜ起こるのかと言えば、異なる文化同士が強く衝突し、それが周囲へと波及することによって巻き起こされるのだと考えられる。 基的に炎上の構造は、「一」対「多」となっている。個人と集団のいさかいであるがゆえに、「一」の側は「多」のすべての意見に対応するのは難しい。一定の偏重はあるにしろ、批判から非難、中傷まで含まれるのが炎上だと自分は思っている。 これは、直接ぶつかった層とそこから波及し間接的に言及する層が重なり、混ざり合うことで、事態の収拾がさらに困難になるからだと言って間違いない。情報に対して、どれほどの前提が共有できているか把握するのが難しい点も、問題のひとつなのだろう。 炎上の中で、「多」は「一」を蔑

    【寄稿】ゆとり世代が炎上について考えてみた - ぐるりみち。
    Togami_Arahi
    Togami_Arahi 2015/11/06
    “互いが理解に努める”“ためには、コミュニケーションの土俵に立つ、コミュニケーションを取る意思があるという前提がなくてはならない。”
  • 敷居の低い「ハレ」の空間が求められている?/渋谷ハロウィンで思ったこと - ぐるりみち。

    いやー、ハロウィンの日の渋谷はヤバかったっすね。マジヤバ。百鬼夜行も真っ青の、魑魅魍魎が跋扈する魔境。世紀末感がすごかった。 10月31日はたまたま近くで用事があったため、興味位の野次馬マンとしてふらっと立ち寄ったわけですが……ちょっとだけ後悔している。だって、センター街で人波に飲まれた結果、もう何が何やら訳のわからんことになってましたもの。図らずも冬コミの予習になった気がする……。 ──でも同時に、ちょっとだけ楽しかったです、はい。 スポンサーリンク ただただカオスだった、渋谷センター街 当日、渋谷の地に降り立ったのは夜7:00頃。 とりあえずメシでもうべと、人混みを避けて道玄坂方面へ。センター街付近は大混雑している予感しかしなかったので少し逸れて、Bunkamura近くで軽く晩ごはんを済ませた格好。 で、外に出たら明らかに人の数が増えていたので、こいつはやべえとスタバに避難。 入り

    敷居の低い「ハレ」の空間が求められている?/渋谷ハロウィンで思ったこと - ぐるりみち。
    Togami_Arahi
    Togami_Arahi 2015/11/03
    “「よくわからんけど、大勢で適当に集まって、個人の背景は関係なしに楽しめる人は楽しめるイベント」の存在”
  • 週に1日は「文化的な活動」をする日を作りたい - ぐるりみち。

    (´-`).。oO(なんか意識高い系大学生みたいなこと言い始めたぞ……) ルーチンをぶち壊す、新たなルーチンの切望 急に何を言い出したんだこいつは状態ですが、要はアレです。定期的に襲いくる、「最近なんか生活に刺激がないから新しいことを始めたいぞ欲求」の一種でござる。で、だいたいは3日坊主で終わr……ゲフンゲフン というのも、ちょっと前から上記記事の思いつきでもって、日曜日には代々木公園をぷらぷらしているわけですが、休日の公園って驚くほどにいろいろな活動をしていたり、あるいは驚くほどに何もしていなかったりする人で溢れかえっているんですよね。 楽器や演劇、パフォーマンスの練習をしている集団がいる一方では、単にお散歩に来ただけらしい外国人カップルがキャッキャウフフしていたり、同世代くらいのおにーさんがベンチに座りひたすらぼーっと噴水を眺めていたり。びっくりするほどユートピア。 で、僕はどちら

    週に1日は「文化的な活動」をする日を作りたい - ぐるりみち。
    Togami_Arahi
    Togami_Arahi 2015/10/29
    “自分の嗜好に基づいて消費しているそれらとは別に、意識して特定分野を深めようとしてみるのは、変化の乏しい生活にスパイスを加える意味でもいいかもしれない。「今日は一日○○三昧」をセルフでやってみるとか”
  • コピペの原点は「和歌」にあり?『日本文化にみるコピペのルール』 - ぐるりみち。

    ようやっと終わりが見えてきました、川上量生さん監修『角川インターネット講座4 ネットが生んだ文化 誰もが表現者の時代』の章別感想記事も、7目でございます。 第6章の筆者は、山田奨治さん。国際日文化研究センターの教授にして、知的所有権の研究をしている情報学者。著書に『日の著作権はなぜこんなに厳しいのか』などがあります。 『日文化にみるコピペのルール』と題された章は、 “コピペ” の字が指し示すように、ネット上での著作権の扱いについて紐解いた内容――かと思いきや、時を遡ることおよそ900年。古くからの詩歌文化における「歌取」を起点として、 “オリジナル” と “n次創作” の関係性を読み取るような展開となっておりました。まさかのタイムスリップ。 日文化におけるコピペの原点「歌取」 時は13世紀。日の伝統的なコピペ文化として筆者がまず挙げているのが、和歌の技法のひとつ「歌取」

    コピペの原点は「和歌」にあり?『日本文化にみるコピペのルール』 - ぐるりみち。
    Togami_Arahi
    Togami_Arahi 2015/10/26
    “優れた“パロディ”” “単なる剽窃ではなく、悪質なパクりでもなく、誰もがそれを“アレンジ”であると判断できる文脈を持っていながら、しかも“元ネタ”とは異なる、あるいはそれ以上の質を備えた別作品。”
  • 20代のうちに「自分探しの旅」に出かけたい - ぐるりみち。

    「自分探しの旅」という言葉がある。 はっきりとした定義はよくわからない。辞書を引いても、ググっても、個別の単語・慣用句としての説明が見当たらなかった。「探す」も何も、「自分」は今、ここにいるじゃないか。バックパックを担いで東南アジアに行けば、そこに「自分」がいるのかしら。 ──と考えたところで、「あれ? なにゆえに東南アジア?」なんて思わず自問自答してしまったのだけれど。どうして急に特定地域が思い浮かんだのか……。なんとなくイメージとして、大学生くらいの世代が使っている場面が想起されるような……? 来、そういうものだったのかどうかはわからない。僕個人の勝手な決め付けなのかもしれないけれど、「自分探し」と聞くと、そういった「自己啓発」的な方向性のイメージが思い起こされるのです。自己をより高みへと至らせるための現状確認としての、自分探し。 自分探しって、なんぞや。 価値観のギャップから生まれ

    20代のうちに「自分探しの旅」に出かけたい - ぐるりみち。
    Togami_Arahi
    Togami_Arahi 2015/09/18
    “もし自分にとって意味のある「自分探しの旅」なんてものがあるとしたら、それはきっと「“過去の”自分探しの旅」になるんじゃないかと思った次第であります。はい。”
  • 語彙力を鍛えるためには「言葉を失う」必要がある - ぐるりみち。

    『高校生のための文章読』の中で、芥川賞作家・開高健さんの文章が掲載されていた。アウシュヴィッツ強制収容所を訪れた際に、となり町で見た光景──膨大な数の囚人たちの骨の破片が池や土の下に堆積している様子を目の当たりにして、次のように書いています。 (案内の)おばさんがひくい声で話しているのを耳にしながら、私は骨の原にたたずんだまま、言葉を失ってしまった。一度微塵に砕かれてみたいと思っていた予感は冬空のしたで完全にみたされた。すべての言葉は枯れ葉一枚の意味も持たないかのようであった。 数々の文学賞を受賞した文章のプロをして、 “すべての言葉は枯れ葉一枚の意味も持たないかのよう” であると言わしめる情景と現実。「言葉」が示す表現の範疇はあまりに狭く、しかしそれゆえに確固たる伝達力を持って伝わる「言葉」もあるのだと、考えさせられました。 情報伝達・コミュニケーション手段としての「言葉」 世にあまた

    語彙力を鍛えるためには「言葉を失う」必要がある - ぐるりみち。
    Togami_Arahi
    Togami_Arahi 2015/08/03
    “そう考えると「表現」とは、パズルのようなものなのかもしれない。”
  • クレジットカード不要!Amazonギフト券でKindle本を購入してみた - ぐるりみち。

    電子書籍読書をするのも、すっかり当たり前になった今日このごろ。でも一方で、聞くところによれば、最近の学生さんたちは電子書籍にあまり興味がない模様。せっかくスマホなんて高機能の電子端末を持っているのに、もったいないじゃないですか! ──というか、そもそも、もしかして、ですよ? 実は「クレジットカードなしでもKindleストアでを買える」ことが知られていないのでは……? そんなわけで記事では、クレジットカードを使わずにKindleを購入する方法を、際に自分で買って試してみました。 現金入金のほうがお得? ポイント還元キャンペーン実施中! 入金して1000円分のポイントを獲得!クレジットカード不要で買い物できる「Amazonチャージ」 スポンサーリンク ① Amazonギフト券を買ってチャージしよう まず、コンビニなどでAmazonのギフト券を買いましょう。 最近は大多数のコンビニに「プ

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  • 【KDP】ブログの過去記事を電子書籍として出版してみた - ぐるりみち。

    毎度毎度、セールのたびにお世話になっているAmazonKindleストア。そのストア内で自分の作品を電子出版できるサービス「Kindle ダイレクト・パブリッシング」(KDP)を今回、改めて利用してみました。 サービス開始当初はいろいろと面倒でマニュアルが重宝されていたような記憶がありますが、今となっては知識のない個人でも簡単にちょちょいと作れてしまうという話。実際にやっていたところマジで簡単だったので、ざっくりとまとめてみます。 スポンサーリンク 電子出版までの流れ 1. 執筆(原稿の準備) まず、なによりも先に必要となるのは、言うまでもなく「原稿」ですね。 マンガや写真集の場合は別ですが、小説・エッセイ・ハウツーなどの文章メインのコンテンツなら、一般的なテキストファイルで作成・保存するだけでOKです。 テキストファイルは分割した状態で保存しておいても問題ありません。が、電子書籍

    【KDP】ブログの過去記事を電子書籍として出版してみた - ぐるりみち。
  • ブロガーは書籍化を狙うより、電子書籍や同人誌を作ってみては? - ぐるりみち。

    数年前、とある界隈で「単著もないのに」*1という言葉が流行したらしい。単著があれば圧倒的な影響力を持つことができるんです? じゃあぼく、たんちょだす!(出せない) 「単著」ってなんぞや? ここで言われている、ネタ的に使われている「単著もないのに」が示す “単著” とは、おそらく「その人の名義で出版社から発行された商業出版物」を指し示すものだと思われます。確かに最近、ネット上での活動を経て書籍化するという流れは当たり前になった。 00年代はブログ、あるいはテキストサイトから出版へ至るケースが多かったと記憶しているけれど、最近はブログに限らず特定のコンテンツが書籍化され、他のメディアミックスへ広がりを見せるケースも少なくない。映画化もした『ビリギャル』*2とか『脳漿炸裂ガール』*3とか。 一方、ネット上での実績を買われて商業出版に結びつくケースだけでなく、現在は個人あるいは集団で電子書籍を刊行

    ブロガーは書籍化を狙うより、電子書籍や同人誌を作ってみては? - ぐるりみち。
    Togami_Arahi
    Togami_Arahi 2015/07/16
    “書いた文章が読者に「伝わる」かどうかという部分。 単なる自意識の発露、自己表現の結果として現れ出た「文章」では終わらず、それによって読者に何かが“伝わり”、何らかの心境の変化や行動の誘発に至ったか”
  • 生きづらさやコミュ障は「生きる速度」の違いで説明できる? - ぐるりみち。

    「秒速5センチメートル」予告編 HD版 (5 Centimeters per Second) - YouTube 2006年に映画『秒速5センチメートル』*1の特報を見たときの衝撃は、今でも忘れられない。わずか35秒の動画をiPodに入れて持ち歩き、何度も何度も繰り返し観ていた覚えがある。美麗な映像、切ないピアノの音色、そして、印象的なキャッチコピー。 “どれほどの速さで生きれば、きみにまた会えるのか。” 作で描かれる「速さ」とは、遠く離れてしまった想い人との文通によって生じる時差や、物理的な距離、心情の変化を示すものだと考えられる。人間関係において「すれ違う」ことはままあるが、それは物理的な「距離」のみによって可視化されるにあらず。各々が抱える想いのギャップは、こうした「速度」の違いという形でも可視化されるのだと、この作品を見てから考えるようになった。 ところで、近年は「個性」を重視す

    生きづらさやコミュ障は「生きる速度」の違いで説明できる? - ぐるりみち。
    Togami_Arahi
    Togami_Arahi 2015/07/03
    “「個」が重要視される現代においては、個人間での認識の格差も各々が意識する必要がある。そして、そのような「格差」を端的に表す言葉として、「生きる速度」という表現で考えることはできないだろうか。”
  • 【月次報告】6月は時事ネタで楽しくどっこいしょ/諸々の数字を達成 - ぐるりみち。

    気づけば、2015年も折り返し地点。やばし。何がやばいのかわからないけどやばし。それはきっと、いろいろやりたいこと、やるつもりだったことができていないことによる焦燥感。大丈夫、少なくともひとつは7月中に公開できる(はず)。僕らの夏はまだ始まったばかりだ! さてさて、相変わらず運営方針も変えずにブラブラと更新しているブログですが、連続更新日数は久しぶりに50日を突破。この頃、はてなブックマークへの掲載が全然で更新意欲が落ちるかと思いきや、むしろ逆だった。 ブックマークを気にしなくなったら、かえって開き直った格好。「どうせホッテントリ入らんし、どうでもいいべさー!」という投げやり感のまま、愛のままにわがままに好き勝手に投稿しております。ふはははは! キーボードがノリノリやで! 新しいMacBook欲しい! ――前置きが長くなる前に、題へ。2015年6月のブログ振り返り記事となります。 6月の

    【月次報告】6月は時事ネタで楽しくどっこいしょ/諸々の数字を達成 - ぐるりみち。
    Togami_Arahi
    Togami_Arahi 2015/07/01
    “実は今ちょっと、「働き方」云々に関する過去記事を電子書籍にできないかとリライトしているところで”
  • 『持たない幸福論』“普通”や“常識”を生きづらく感じる人へ - ぐるりみち。

    持たない幸福論 働きたくない、家族を作らない、お金に縛られない posted with ヨメレバ pha 幻冬舎 2015-05-26 Amazon Kindle 楽天ブックス 今の社会は生きるのに必要な物資や技術といったハードウェアは既にかなりなレベルで整っているから、あとは「どういう風に生きるか」というソフトウェアさえうまくインストールできれば、もっと伸び伸びと楽しく生きられるはずだ。そうした新しい生き方を考えるヒントとして、このが役立てばいいなと思う。 pha(@pha)さんの新著『持たない幸福論』を読みました。 ご人も書いているように、既刊『ニートの歩き方』の拡張版とも言える一冊。ですが、そちらが既読だという人にも勧められる内容だと思います。会社員時代に少なからず影響され、自分がニートになってからも『歩き方』をたびたび読み返していた自分でも新鮮さを感じたので。 ゆるい口調で淡々

    『持たない幸福論』“普通”や“常識”を生きづらく感じる人へ - ぐるりみち。
    Togami_Arahi
    Togami_Arahi 2015/06/30
    “今の社会は生きるのに必要な物資や技術といったハードウェアは”“整っているから、あとは「どういう風に生きるか」というソフトウェアさえうまくインストールできれば、もっと伸び伸びと楽しく生きられるはずだ”
  • ブログの読者を増やす方法〜読者数1,000人達成までに取り組んだ3つの施策 - ぐるりみち。

    前回に引き続き、今回は「ブログの読者の増やし方」について。現在、このブログ「ぐるりみち。」に関して言えば、数字の上で確認できる「読者さん」の数は4,500人ほどとなっています*1。 ですが、Google Analyticsでページ別のアクセス数を参照すると、実際に記事を読んでくださっている方がどの程度いるかといえば──さほど多くはないという印象。おそらくは「ブログのテーマが統一されていない」ことにその一因があるのでしょう。専門ブログというわけでもないので。 そもそも、一口に「読者を増やしたい!」と言っても、何をもって「読者」と考えるのか。そこにもいくつかの視点があるように思います。目に見える数字が増やせればいいのか、毎回読んでコメントもくれるファンが欲しいのか──。そういった点も整理しつつ、持論をまとめました。 ほとんど「自分がやったこと」なので普遍化できるものではありませんが……。一例と

    ブログの読者を増やす方法〜読者数1,000人達成までに取り組んだ3つの施策 - ぐるりみち。
    Togami_Arahi
    Togami_Arahi 2015/06/19
    “更新しているだけでは”“「日記」で完結してしまうので、”“付加価値を与える必要はあります。それが”“「”“交流」だったり、「ヒット記事”“」”“だったり、「一貫したテーマ”“」”“なのではないかと”
  • 作品の「独創性」「個性」はどこにある?〜守破離と肩書き - ぐるりみち。

    ──才能とは、ながい期間にわたっての忍耐にほかならない。 この言葉を耳にしたことのある人は、結構いるんじゃないかしら。『女の一生』で有名なフランスの作家・モーパッサン*1の『ピエールとジャン』の序文。とにかくやたら「序文がすげえ!」と、方方で引用されているイメージが強い。 では、このあとにどのような文章が続くのかと言えば……恥ずかしながら、つい最近まで知らなかった。現在、ちまちまと読み進めている『高校生のための文章読』で冒頭に登場し、「文章」を考える上では常に意識に上ってくる問いであるようにも思えたので、一部引用します。 ──大事なことは、表現したいと思うものは何でも、じっくりと、十分な注意をはらって見つめ、まだだれからも見られず、言われもしなかった一面を、そこから見つけ出すことである。なぜならわれわれは、周囲のものを眺める場合に、自分たち以前にだれかが考えたことを思い出しながらでなけれ

    作品の「独創性」「個性」はどこにある?〜守破離と肩書き - ぐるりみち。