原題は『WORK LIKE A SPY』。元CIA諜報員J.C.カールソン著『CIA諜報員が駆使するテクニックはビジネスに応用できる』は、 佐藤優の帯に惹かれて読んだ。 CIAの検閲が入っているが、それは機密情報の漏洩を防止するためであり、本文の主旨には影響していないらしい。つまりストレートに彼女のスキルがつまっている。 佐藤さんが「日本語で読める最高の1冊だ」と賞賛するだけあって、かなり実用的な良書だ。 CIA諜報員が駆使するテクニックはビジネスに応用できる posted with ヨメレバ J.C.カールソン 東洋経済新報社 2014-06-27 Amazon Kindle 楽天ブックス 《目次》 「ヒュミント」(人的諜報)の解説本 問題解決のファーストステップ 「会いたい」と思わせる3つの理由 理想はサイコパス 「ヒュミント」(人的諜報)の解説本 帯だけでなく冒頭の紹介文を佐藤優が書
社会の進歩には、表裏一体な代償や副作用がかならず伴う。 農耕社会が始まった時、虫歯をはじめとする健康上の問題が現れたのも、産業革命が起こって都市周辺で公害が進行したのも、大きな進歩に対するちょっとした代償だった。 私はときどき現代社会の変化のスピードについていけないと感じるが、これとて進歩に対する「ちょっとした代償」に過ぎず、歴史的には似たような感覚がたくさんあったのだろう。 しかしだからこそ、そうした大きな進歩に伴う「ちょっとした代償」が蓄積したらどうなるのかについて、折に触れて考えてみたくなる。 技術と文明 (1972年) 作者: ルイス・マンフォード,生田勉出版社/メーカー: 美術出版社発売日: 1972/09/15メディア: ?この商品を含むブログを見る ルイス・マンフォードが『技術と文明』でまとめたように、人間は、技術や文明の発達とともに新しい豊かさと可能性を開拓していった。と同
家電量販店で店員に逆ギレされてしまったが、怒る気になれなかった件「あの・・・。すみません、他の方に代わって頂けますか?」 私は怒りと戸惑いを押し殺しつつ、こう言った。1月下旬、都内の家電量販店での出来事だ。店内にいた、他の店員に手をあげ接客をかわってもらった。普通に穏やかに質問をしたら、なぜか逆ギレされ、説教されたからだ。キレてもいいところだ。しかし、彼らの働く環境のことを考え、ここは怒っちゃダメだと思ったのだ。日本の職場の課題が凝縮されていると考えたからだ。 こういう話だ。先日、書斎の複合機を買い換えた。6年間使ったのと、スキャナの調子が悪くなったからだ。検討するために、家電量販店に行った。やっぱり商品は見て確かめなくてはと思ったからだ。 個人的にマストな機能は、複数原稿の連続スキャンなどができることだった。オートフィーダー付きか、1枚1枚スキャンして「次の原稿がありますか?」と確認して
aitabata.hatenablog.com 「びっくりした」ってびっくりするのはこちらの方です。 前半、記事題にもある友人が書いた記事への反応が否定・批判的なコメント中心だったということが書いてある。 しかし途中から突如自分語りに突入。 え Σ(・∀・;), この叙述トリックばりの急展開に、読んでる途中 「すわ、この記事は誰のことをどうしたい記事なんだろう?」 と思いましたが、そんなことはさて置き。 【スポンサーリンク】 肯定の耐えられない軽さ via.意識高い系の人のイラスト | 無料イラスト かわいいフリー素材集 いらすとや この手の人らって、本当に「ポジティブ」「肯定」が大大大好き。 多分、肯定があればメシ何杯でも食えるんだろうけれど、他人から友達ブログへの否定を否定する程度の肯定って自分自身のブーメランだって自覚はないらしい。 他人が否定してくることを否定してるんじゃあガンジー
読みまして候。思ったことを少しだけ。 azanaerunawano5to4.hatenablog.com どうにも主旨が「はてなーならはてな匿名ダイアリー(以下増田)で大喜利をやらないと」みたいになってしまっているのでそこそこ反発を食らっているようだけど、「ブコメの使い方が挨拶のみになっていて、はてブの文脈が途絶えている」というのが本旨。 多分「閉鎖的」っていう言葉がよくなかったんだろうなぁ。 サイトの「共有」という機能 もう「互助会」という言葉が市民権を得ているような気もするのですが、改めてこの文脈で「互助会」という言葉の意味を考えるなら「相互にはてなブックマークを用いてブクマ数を稼ぎ、ホットエントリーに入ってアクセスアップを図る繋がり」というところが妥当だと思われる。そして、この「互助会」という言葉の中には「つまらない」という意味が内包されている。記事もつまらなければブコメもつまらない
以下の記事を読んで思ったことなど。 KONAMIの四半期利益が前年比260%を記録、ゲーマー達の想いと裏腹に成功する早川体制:DamongeNews ソシャゲやスマホのゲームにゲームの主流が移ってからというもの、ゲームというものが、新しいエンタティメント、新しい表現形態、新しい物語から、行動心理学の実践のようなものに変わってしまったように感じている。 僕は熱心ではないが、それなりにはゲームをしてきている。一番プレイしたのは、NECのPC8801mkIISRというパソコンで出たゲーム。あの当時のパソコンゲーム業界は、奇跡のような世界だった。以下に(なんとキャプチャ画像と共に)思い出の作品をリストしているので、よかったら見てみてください。 僕が惚れ込んだPC88ゲームたち:小鳥ピヨピヨ 若くて感受性が豊かだったせいもあると思うけど、当時のゲームは本当に素晴らしいものだった。ダンジョンに入ると、
ごきげんよう。 たにやんさん(@t_taniyan)からツイッター経由で話題を振ってもらいました。 ユウタロスさん(@bishop_ring )さんの言ってる「持ち場でがんばる」ってやつじゃないですかね。まずできること完璧にやりましょうよと。 事務職は負け組か 総合職の女性に格下扱いされて https://t.co/cgH1PtwGL0— たにやん (@t_taniyan) 2016, 2月 19 総合商社で一般職の事務をしている女性が総合職の女性に「事務職は楽でいいわね」とイヤミを言われた。 モチベーションが下がるので、どうすれば誇りをもって働けるか? という質問に対して、健康社会学者の河合薫先生は以下のようなアドバイスをされているようです。 1.会社や肩書を誇りとするのは「偽りの誇り」でそんなものは自分の評価でなく勘違いである。 2.上司やお客さんなど自分が提供しているクライアントに評
もともとは2016年の年の初めに書こうかと思っていたことですが、時間も経ってしまっていたところ、アリエルの井上さんとの対談 IT屋はバズワードを使ってはいけない……のか? (1/5):EnterpriseZine(エンタープライズジン) も あって、ちょうどいいので記録的に思うところを書いておきます。 ・前提 ここではITと言う漠然とした言い方になっていますが、日本で最もマーケットの大きい、いわゆる業務システムを対象にしています。いわゆるSIの対象になるところです。と言っても一概に言えないので、売上2000億円程度の大規模企業の、下の方から、中小企業までの話にしています。売上が兆円単位の規模の社会インフラ系のシステムは、その2 ITは必要悪か?その2 - 急がば回れ、選ぶなら近道 で考えます。業務システムなのでコンシューマーものは考えてません。 ・ITは必要悪という認識 基本的にユーザ企
「個性」 この言葉を聞いてあなたはどんなことを思い浮かべますか? 得意なこと? 好きなこと? じゃあ、あなたにはどんな個性がありますか? 「私には得意なこともないし、好きなこともないです。だから個性なんてもの持ってません!」 もしかしたら、あなたはそんな風に思うかもしれません。 けど、そう思うあなたは「個性」というものを勘違いして、自分であなたの個性をつぶているだけなんですよ。 目次 目次 謙遜することこそが個性 個性を否定してしまう講演家 個性を潰していたのはあなたの中の基準 基準を上げるのは他人との比較 あなたが謙遜してることは何ですか? まとめ 謙遜することこそが個性 ちょっと考えてくださいね。 他人から褒められて謙遜しちゃうことってありませんか? たとえば、 「文章が上手いね」とか「人前で話すの上手いね」とか言われたときに、「いやいや、そんなことないです」って言っちゃう。 あります
僕は「生きることなんて簡単だ」「人生なんとかなる」といった言葉が大嫌いだ。基本的にまっとうに生きるという行為が多くの苦痛を生み、僕自身が「生」に深く縛り付けられていると常日頃感じている。勘違いをしてほしくないので言及しておくと、僕は僕自身を産んでくれた、育ててくれた両親に対して物凄く感謝している。この世に生を受けたことで感じられる様々な恩恵を僕は享受しているわけだし、日々感じる幸福や不幸に対しても人間として生まれてきたからこそ得られるものであると思っているわけだ。ただ、僕が生きてきた中でどうしても「生きることに関する困難さ、厳しさ」というものから常に付きまとわれ、苦しんでいるというのもまた事実なのだ。だから僕はこの苦しみ、あるいは人間の原罪と呼んでも差し支えないのかもしれないものに対してどう向き合っていくか非常に悩んでいる。 世界に満ち溢れている苦しみは、「生きることの困難さ」からきている
最近よく考えることに、人間を強制的に幸福にするユーザーインターフェースは作れないか、という着想がある。100万ユーザー級のアプリのUI改善に何本か関わった結論として、単に使いやすいインターフェースや、KPIアゲアゲの設計とかに飽きた。 むしろ統計、認知心理学、脳科学、行動経済学などをフル活用して、デザインで強制的に幸せを生産できないだろうかと考える。 幸せは生産できるか? アメリカの哲学者、ウィリアム・ジェームズの言葉に、「私達は幸せだから笑うのではない。笑うから幸せなのだ」というものがある。日本にも類似の表現として、「笑う門には福来る」という諺がある。 両者で注目したいのは、因果関係の方向だ。どちらも方向として、「笑う」→「幸福」という因果関係を説いている。「幸福」→「笑う」ではない。 実は最近の脳の研究によると、とりあえず口角を持ち上げれば、人間の脳はドーパミンを生産するのだという。脳
オプラ・ウィンフリーと言えば世界で最も有名な黒人女性でテレビ司会者ですが、「オプラ・ウィンフリー・ショウ」が終了してからは、専ら自分の局「オプラ・ウィンフリー・ネットワーク(OWN)」で活躍しています。女性にとても人気があるオプラですが、私はあまり彼女の番組を見ないのでファンではないのですが、彼女がプロデュースしているSuper Soul Session というTEDのような講演シリーズでは私が大好きなブレネー・ブラウンが登壇したりしています。 今日はそのSuper Soul Sessionsで講演したエリザベス・ギルバートのビデオをご紹介します。 エリザベス・ギルバートといえば「食べて、祈って、恋をして」で有名なベストセラー作家ですが、Facebook、インスタグラムをはじめ、ソーシャルメディア上でも読者と幅広く交流していることで人気があります。 この日の彼女のトークは、「ハチドリの飛行
★ぴこ蔵ニュースレター★ あなたの文章が「稼げない」理由 ~『生成AI時代のストーリーテリング』 ニュースレターの登録はこちら! 物語の登場人物が行う全ての行動には理由があります。中でも特に重要なのが「悪事」とその動機。 「善なるもの」ばかりを書いていても「面白い物語」にはなり得ません。エンタテインメントにおいては「悪事」は華。その「悪」を生み出すものは「欲望」です。強い欲望こそがストーリーに命を与え、前に進める推進力を生み出します。 そこでこの講座では、その「欲望」を解明するために、「欲望」が人の心に忍び込むための隠れ蓑として利用する「人間の欲求」についてまず考えます。 心理学者マズローの学説が、あなたの物語の登場人物に悪の刺激を与えてくれることでしょう。ぐっふっふ。 いざ目を覚ませ、心の中のモンスターたち! マズローの欲求段階 物語の上で起きる事件には「動機」が必要です。というよりもむ
★ぴこ蔵ニュースレター★ あなたの文章が「稼げない」理由 ~『生成AI時代のストーリーテリング』 ニュースレターの登録はこちら! あなたは誰かにこう聞かれたことはありませんか? 「物語がうまく書けないんだけどどうすればいいの?」 今回は、そんな時にどう説明すれば構成のコツが伝わりやすいか、について考えてみました。 例えば、ミステリーは犯人が誰かを当てるのがゴールですが、それだけでは単なるクイズです。謎解きオンリーではあまり面白い物語にはなりません。「さて、犯人は誰でしょう?」という問題にたどり着くまでに、もっといろんなお楽しみがあってこそのエンタメであります。 そのお楽しみというのは、例えばシャーロック・ホームズや金田一耕助のキャラクターの魅力であったり、複雑な人間関係の奇怪さであったり、舞台となる世界の不気味さであったりするわけですよね。 それらを表現するためには、ストーリーにいろんな枝
無知:たのもう、たのもう! 親父:あいつ、このところ来過ぎだろう。家の前で大声出すな。裏へ回れ。今日はなんの用だ? 無知:今日は一年の計を立ててきました。 親父:もう2月半ばだぞ。 無知:今年こそ、英語をものにしたいんです。なんとかしてください。 親父:死ね。 無知:いくらなんでも、あんまりです。 親父:こっちのセリフだ。 お前が欲しいのは、食えば話すのも聞くのも不自由なくなる、ひみつ道具か? そんなものがあるなら、世の語学教師は残らず失業だろう。 無知:大丈夫です、秘密にしておきますから。 親父:世界を出し抜ける秘密がお前なんかのためにまだ残されてると本気で信じているなら、何も言うことはない。有料メルマガに登録しろ、情報商材を買え、そしてカモになれ。 無知:待ってください。努力する気はありますが、やり方が分からないんです。 親父:では、最も大切なことを言ってやろう。まず始めろ、あとはやり
※キャンペーンは終了しました。たくさんのご応募、ありがとうございました。 第2回の「私とブログ」お話を伺うのは、ブロガーで作家の寺地はるな (id:haruna0109) さんです。独特の文体で多くの読者から支持されている「悩みは特にありません。」をはてなブログで書き始めたのは2014年の3月。同年の12月に小説「ビオレタ」で第四回「ポプラ社小説新人賞」を受賞し、2015年6月には同作の単行本が発売され、小説家としてデビューしました。 小説家になったあとも「生活は変わらない」と話し、仕事と育児を両立しながら、空いた時間でコツコツと小説とブログを書き続けています。今回のインタビューでは、ブログを始めたきっかけや、文章を書く際に意識していることなどを話してくれました。 また本記事では、2月に発売された寺地さん2冊目の単行本『ミナトホテルの裏庭には』のサイン本プレゼントを実施します。応募方法は記
2016.02.11 男のモテテク「ネグ」は女性特有の「自己肯定感の低さ」を醸成する。イジりと笑いは会話ではないことに気づけ! 自分語りは“自己肯定感”を醸成する大事な行為 佐藤 自己肯定感って、どういうこと? 清田 失恋ホストでは、2時間という短い時間ではあるけれど、相談者の女性に思いっきり自分の話をしてもらうでしょ。目の前の恋愛についてだけでなく、仕事や価値観、生育歴など、話はいろいろ広がっていく。で、最初はバラバラとしていた話の断片が、語っていく中で一編の「物語」みたいにまとまっていく感覚があるのよ。 佐藤 ありますね。「だから私はこういう考え方をしちゃうんだ!」みたいな、その人の中で過去と現在がつながる瞬間とかよくあって、話が一気に盛り上がる。 清田 そうそう。これはいわゆる「ナラティブ(=自己の物語化)」というやつだと思うんだけど、過去の体験や出来事を言葉でつなぎ直し、ひとつの物
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