タグ

ブックマーク / somethingorange.jp (4)

  • 現代スポーツマンガはウルトラ格差社会における「格差の乗り越え方」の教科書である。 - Something Orange

    つるまいかだ『メダリスト』が面白いです。今度、アニメ化するそうだけれど、そりゃそうだろという破格の面白さ。 メダリスト(1) (アフタヌーンコミックス) 作者:つるまいかだ 講談社 Amazon 現在、連載されているスポーツマンガのなかでは、ぼく的に『アオアシ』と並んでツートップですね。 アオアシ(1) (ビッグコミックス) 作者:小林有吾 小学館 Amazon このマンガ、とにかく非常に現代的な印象を受ける。 おそらく完結したら歴史的な傑作と呼ばれるようになると思うんだけれど、「メダリスト」という直球のタイトルからもわかる通り、「現代という時代で傑出するのはどういう人間なのか? どうすれば傑出することができるのか?」というテーマを扱っているように見えます。 そこがリアルタイムで連載を読んでいて、何とも痺れるポイントですね。 紛れもないスポーツマンガではあるのだけれど、ひとつスポーツマンガ

    現代スポーツマンガはウルトラ格差社会における「格差の乗り越え方」の教科書である。 - Something Orange
    Tomosugi
    Tomosugi 2023/08/06
  • なぜ天才がトンデモを信じるのか。 - Something Orange

    誰だってちょっと落ちこぼれ スヌーピーたちに学ぶ知恵 作者:河合隼雄 講談社 Amazon このはタイトルからわかるように、スヌーピーの登場する漫画『ピーナッツ』を通じて人生の知恵を学ぼう、という趣旨です。 『ピーナッツ』は実に奥深い漫画で、そこで見られる悩みの深さはちょっとアメリカ人が書いているとは信じがたいくらい(偏見)。 アポロ10号が建造されたとき、司令船と月面着陸船が「チャーリー・ブラウン」および「スヌーピー」と名づけられたことをご存知の方も多いでしょう。アメリカ人にとってはそれくらいメジャーな作品なのです。 さて、この作品にはライナスという有名な少年が登場します。非常に頭がいい少年で、たぶん『ピーナッツ』の全登場人物中、いちばん聡明かもしれない。聖書をすらすらと暗唱したり、哲学的な警句を吐いたりと、その非凡な知性は行動にあらわれます。 ところが、その反面、幼い頃からもっている

    なぜ天才がトンデモを信じるのか。 - Something Orange
    Tomosugi
    Tomosugi 2023/07/31
  • インターネットが人生を腐らせる。 - Something Orange

    先日の『情熱大陸』の一場面が話題になっている。 このテレビ番組は毎回、各界の著名人の「情熱的な」人生のひとコマを切り取って見せてくれるのだが、前回、取り上げられたのは人気テレビゲーム『ファイナルファンタジー16』の開発者・吉田直樹だった。 FINAL FANTASY XVI(ファイナルファンタジー16) - PS5 スクウェア・エニックス Amazon 話題になったのは、吉田が『FF16』の開発途中でかれ個人に対する誹謗中傷を確認している場面だ。 「見たことも会ったことも話したこともない人たちから罵声を浴びつづけているんですよ」とかれはいう。 そして、そういった「罵声」や「中傷」の大半は日からのものだというナレーションが入る。 これに関連して、日のインターネットでの誹謗中傷の激しさについてさまざまな議論が巻き起こった。 日の誹謗中傷はひどすぎるとか、いや、海外のほうがもっとひどいとか

    インターネットが人生を腐らせる。 - Something Orange
    Tomosugi
    Tomosugi 2023/07/26
  • 実存主義文学としての『無職転生』、公正世界信念としての「ざまぁ」小説

    テレビアニメ『無職転生』の第二期を見ている。 第一期はハイレベルの作画と何とも「わかっている」演出で「小説家になろう」発の異世界転生もののなかでも傑作と名高かったが、この第二期も面白い。 いや、フィッツ先輩、最初から正体を明かしてしまうのね。まあ、原作でもバレバレだったけれど……。 第0話 守護術師フィッツ 内山夕実 Amazon とにかくいわゆる「なろうアニメ」のなかでは出色の出来なので、原作を読んでおられない方もぜひ見てみてほしい。オススメ。 原作もマンガも読んでいるので一応は筋立てを知っているのだが、それにしても不思議なストーリーだよなあと思うのだ。 長いあいだ「なろう」でランキングトップを維持していたくらいで面白いことはまちがいないのだが、この作品の魅力がどこにあるのか、明確に言語化することはむずかしい。 ただ、何といっても興味深いのは主人公であるルーデウスのキャラクターだろう。ル

    実存主義文学としての『無職転生』、公正世界信念としての「ざまぁ」小説
    Tomosugi
    Tomosugi 2023/07/24
  • 1