「私は、ただ真実が知りたいのです」──遺族は涙ながらに訴えた。週刊文春が3週連続で詳報した木原誠二官房副長官の妻の前夫・安田種雄さん(享年28)の不審死事件を巡り、遺族が20日、東京・霞が関の司法記者クラブで会見を開き、17日付で所轄の大塚警察署長に再捜査を希望する上申書を提出し…
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おだやかな時間をこよなく愛して生きてきた。そんな自分が、55歳にもなって週刊誌記者に初直撃されようとは。ちっともメロウじゃないなぁ。短い、でもそこそこ長い人生には、時として想像もつかぬ場面が待っていることを思い知った。 きっかけは、先週土曜(1日)のツイートだ。 「15年間在籍したスマイルカンパニーとのマネージメント契約が中途で終了になりました。私がメディアでジャニーズ事務所と藤島ジュリー景子社長に言及したのが理由です。私をスマイルに誘ってくださった山下達郎さんも会社方針に賛成とのこと、残念です。今までのサポートに感謝します。バイバイ!」 これがバズった。3日間で表示は何と2800万回を超えた。関心の矛先が向けられたのはまず、スマイルカンパニー(以下、SC)とジャニーズ事務所(以下、J)の関係だったようだ。次が達郎さんだろうか。 ツイートから24時間以内に、ぼくのもとには10社を超えるメデ
気鋭の哲学者で大学教授、小説家という3つの顔を持つ。窮屈な管理社会を生きる現代人に向けた究極の入門書「現代思想入門」(講談社現代新書)は10万部を超えるベストセラーとなった。時代を鋭く分析するこの人に、コロナ禍の社会、生き方、知的世界についてとことん語っていただいた。 ◇ ◇ ◇ ──新型コロナウイルス流行からの3年間をどう受け止めていらっしゃいますか。 今はウィズコロナとか言いますけど、ゼロにはできないわけで、感染の可能性がある中で生活と経済を回していかなくてはいけない。それは仕方がないとしても、ニューノーマルという言い方、新しい生活習慣、新しい標準であるかのような言い方がされ、カラ元気みたいな雰囲気があります。そうした状況に僕はずっと疑問を持っています。 ──どういったところにですか。 もちろん、今の状況で適切な対応はしなくてはならないですけど、コロナ前に比べて特別な状況になったと
国際政治学者を自称する三浦瑠麗とは一体何だったのか。太陽光発電事業への出資を名目に、およそ10億円をだまし取ったとして投資会社「トライベイキャピタル」本社と代表を務める瑠麗の夫の自宅マンションが東京地検特捜部により家宅捜索されたが、それをきっかけに瑠麗の過去の言動に注目が集まった。 瑠麗は「私としてはまったく夫の会社経営には関与しておらず、一切知り得ないことではございますが、捜査に全面的に協力する所存です」と関与を否定。もちろん夫が引き起こした事件と配偶者は関係ない。そういう意味では、瑠麗は巻き添えを食ったかのようにも見える。 しかし、次第に実態が明らかになっていく。瑠麗が経営する会社と夫の会社は同じビルの同じフロアにあり、両社は合同で行事を開催することもあった。さらに瑠麗は、政府の「成長戦略会議」やテレビ番組などで、太陽光発電事業を“猛プッシュ”していた。これによりネットでは夫のビジネス
1957年鳥取県倉吉市生まれ。84年フジサンケイグループ傘下の経済紙「日本工業新聞」(現フジサンケイビジネスアイ)の記者となり、千葉支局を振出しに鉄鋼、自動車、総合電機、財界、金融、エネルギー(電力・石油・ガス)などの業界を担当。2000年外資系通信社に転じた後、02年からフリーに。得意分野は通信社時代を含めて在籍足掛け7年にも及んだ日銀記者クラブ時代に人脈を培った金融。自動車業界にも強い。
何のための改造だったのか。10日の内閣改造で旧統一教会(現・世界平和統一家庭連合)や関連団体との関係を認めた7閣僚を交代。「癒着大臣は一掃」のはずが、改造初日に同数の閣僚7人が教団などとの接点を持っていたことが判明した。たった1日で「刷新」のもくろみが崩れた時点で、自民党の総汚…
今回の衆院選を経て、「3A」の覇権は終わるということか。選挙区で落選した甘利前幹事長の失脚に続き、政界では安倍元首相の凋落が話題になっている。選挙区で圧倒的に勝利してきた安倍元首相の集票力に衰えが見え始めたからだ。 【写真】この記事の関連写真を見る(35枚) ◇ ◇ ◇ 公示日の10月19日、安倍元首相の姿は地元の山口県下関市にあった。選挙区の山口4区で第一声を上げたのは12年ぶりのことだ。 首相在任中は全国各地を飛び回り、地元には帰らなかったが、本人不在でも過去3回の衆院選は常に10万票以上を獲得。70%を超える得票率で圧勝してきた。今回は地元入りしたことで、さらなる得票が見込まれていた。 「最終盤の29日からも地元で選挙活動をしていたので驚きました。自ら選挙カーに乗って選挙区を遊説して回っていた。ジャーナリストの桜井よしこ氏も応援に駆けつけ、『安倍さんを全国一の得票で当選させましょ
「私がご依頼をお受けしたことは、様々な方への配慮に欠けていたと痛感しております」――。 過去の雑誌インタビューで障害がある同級生らに対して筆舌に尽くしがたいいじめや差別行為を行っていたことを笑いながら告白していたことが明らかになった小山田圭吾(52)。そんな人物が東京五輪・パラリンピックの開会式の作曲担当と発表になるや、小山田批判の声は瞬く間に強まり、19日午後になって自身のSNSで辞任を発表。冒頭のように謝罪したが、森前五輪組織委会長の女性蔑視発言、女性タレントのブタ扱い演出に続いて、東京五輪全体の人権意識の欠如を世界に向けて発信する結果となった。 小山田は1969年、東京生まれ。父は歌謡コーラスグループ「和田弘とマヒナスターズ」の故三原さと志で、親類縁者にも音楽関係者が多数。小学校から高校まで和光学園に通った。その後、89年に中学時代の同級生の小沢健二(53)とフリッパーズ・ギターを結
さすがは、「女帝」が君臨する“伏魔殿”だ。東京都がタレントのカンニング竹山(50)に対し、番組内での発言の訂正を求める抗議文を送付していた。31日、日刊ゲンダイの調べで分かった。行政機関による個人への抗議は言論封殺と取られかねず、今後、波紋を広げる可能性がある。 ◇ ◇ ◇ 都が問題視するのは、先月28日の生放送「アッコにおまかせ!」(TBS系)での竹山の発言。都の変異株検査数が少ない現状を批判した上で、小池都知事が出演したユーチューブの広報動画について、こう指摘した。 「制作に4.7億円かかってるんですよ。全部じゃないけど、そのうちの一本に4.7億円の税金が使われている」 その数分後、竹山は事実誤認に気付き、「4.7億円は、動画制作費ではなく、広告費全体の経費でした」と訂正。「すみません」と謝罪していた。 竹山が言う「4.7億円」とは昨年、緊急事態宣言が解除された5月から9月までに、
「安倍政権の国粋主義を象徴している」――。新元号「令和」を巡り、海外メディアがこう報じたことに、安倍官邸がカンカンになっている。ナント、「令和」の英訳について、外国人記者にメールで反論したのだ。 1日付の米紙「ニューヨーク・タイムズ」(電子版)によると、官邸の石垣友明国際…
<24時間テレビはチャリティーでギャラもらえるのに、東京五輪は巨大なビジネスなのにボランティアはタダ働きっておかしいと思うのは、私だけ?>――。2020年東京五輪のボランティア募集について疑問を呈したツイートは、リツイート数が約5万件に上るほどの反響を呼んだ。投稿したのがデーブ・スペクターさんだ。56年ぶり、2度目の東京五輪の開催に向け、大会組織委員会や政府、東京都、メディアが一体となって盛り上げ機運を高めていることにも、「冷静になろう」と呼びかけている。 ■スポンサーが自前でスタッフを ――東京五輪のボランティアに関するツイートが反響を呼びました。 24時間テレビのことを今さらどうこう言うつもりはないけど、チャリティー番組とはいえ、結局金儲けじゃないですか。スポンサー企業の協賛金だけで番組内で募った寄付金額を超えているし、当然、出演者はギャラをもらう。それならなぜ、テレビ番組とは比較にな
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