2014年12月5日、イオンモールが西日本の旗艦店と位置付ける「イオンモール岡山」が、JR岡山駅から徒歩5分の場所にグランドオープンした。 実はこのイオンモール岡山は、数あるイオンモールの中でも異色の存在だ。同社がこれまで得意としてきた郊外ではなく、都市中心部の一等地に出店。建物は地下2階、地上8階建てで、郊外の広大な土地に巨大モールを出店してきた従来の流れとは一線を画する。 中身も既存のイオンモールとは大きく異なる。モールの愛称として東京スカイツリータウンの「ソラマチ」ならぬ「ハレマチ」(岡山は「晴れの国」の異名を持つ)を掲げ、「2013年にオープンしたイオンモール幕張新都心では『モノ消費とコト消費の融合』をテーマにしたが、ここ岡山では文化や情報の発信基地を目指す」(イオンモールの岩本博専務)という。東日本の旗艦店である幕張新都心は郊外型イオンモールの集大成であるのに対し、岡山は新たな挑