ヒスタミンはアレルギー反応として主に体内の肥満細胞から放出される物質で3つの代表的な作用が知られています。 1つは、毛細血管を拡張する作用です。この作用で、例えば花粉症で目が赤く充血します。 2つ目は、血管透過性を増加する作用です。この作用で、例えばじん麻疹ができます。 3つ目は、胃酸の分泌を促進する作用です。この作用で、胃潰瘍になる事があります。 体内の血液中に肥満細胞という細胞があり、これが破裂すると細胞内からヒスタミンが流出します。そして、目の近くに行くと目が充血し、血管を抜け出すとじん麻疹を作り、さらに胃に行くと胃酸を分泌するという事です。 当初、レスタミンという薬を使用すると1と2のアレルギー症状は抑制されましたが、3の胃酸の分泌を抑える事ができず、その後の研究によって、ヒスタミンを受け取る糖鎖には2種類ある事が分かりました。 片方は、毛細血管の拡張と血管透過性の増加に係わるH1
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