適度な運動が脳の老化防止に役立つというのは昔から言われてきたことですが、長期的な調査により実際によく歩く人の方が灰白質が多く、認知症やアルツハイマー病を発症するリスクが低いということが裏付けられ、具体的にどの程度の運動量で脳の老化防止に効果があるのかというしきい値が明らかになりました。 詳細は以下から。Walking May Ward Off Brain Shrinkage, Study Says | Health | Epoch Times ピッツバーグ大学心理学部准教授のKirk Erickson博士らは、299人の被験者を対象とした13年間に及ぶ調査で、身体的活動と灰白質の体積や認識機能障害の関係について研究しました。論文はNeurology誌に掲載されます。 299人の被験者は調査開始時に認知機能障害のない健康な成人(平均年齢78歳)で、身体活動量は「1週間に何ブロック歩くか」とい
認知症は病変の違いによって、いくつかのタイプに分けられますが、代表的なタイプは以下の4つです。 1つ目は最も良く知られているアルツハイマー病です。このタイプは「海馬」から病変が始まり、記憶などの認知機能が低下する特徴があり、他の3つのタイプとは異なっています。但し、このタイプも進行すると病変が前頭葉にも広がります。 2つ目は血管性認知症です。このタイプは小さな脳梗塞が多く発生したり、大きな脳梗塞が起こる事で血液が届かない部位で脳の機能が低下し認知症が発生します。 3つ目はピック病です。このタイプは前頭葉の機能が低下し、同じ行動を繰り返す特徴があり、初期の段階では統合失調症と類似した症状が出ます。 4つ目はレビー小体病です。このタイプは大脳皮質や前頭葉など脳全体から病変が始まり、ドーパミンの減少を伴う特徴があります。 ところで、アルツハイマー病の病変は海馬から始まりますので記憶に直接影響が出
「く」の字が、異なる角度で開いて盛り上がった二つの板を指先で触り、角度の大小を区別する実験で、アルツハイマー病の患者は健常者に比べ正答率が低いことが分かった。岡山大の呉景龍教授(生体計測工学)らのグループが28日発表した。 呉教授によると、認知症は「見えない障害」とされ、早期診断の方法が確立されていない。触覚を新指標にすることで、早期のアルツハイマー病診断に応用することが期待できるという。 呉教授らは、くの字の開きを点字のように盛り上げた4センチ四方のアクリ… [記事全文]
北陸の代表紙。ニュース速報、石川と富山のニュース、コラム「時鐘」を掲載。
岐阜薬科大と神戸大などの研究グループは14日、脳内にある遺伝子・ジアシルグリセロールキナーゼβ(DGKβ)が記憶や認知機能に深く関連していることが新たに分かったと発表した。正常なマウスとDGKβが欠けたマウスとでは記憶力に明確な差が出たという。15日付の米科学誌「PLoS ONE」電子版に掲載される。 DGKβは、学習や記憶にかかわる脳の「海馬(かいば)」と呼ばれる部分に多く存在する。細胞内で情報伝達などをする別の遺伝子の働きを調節する機能があることは知られていた。 研究グループは、DGKβを持たないマウスを作ることに成功し、正常なマウスと行動を比較した。透明の台を水面の少し下になるようにプールに入れたところ、正常なマウスがすぐ台の位置を覚えて上に乗ったのに対し、DGKβのないマウスの約4割は台の位置が分からず戸惑っていた。神経細胞の形状の発達にも変化がみられたという。 岐阜薬科大の原英彰
「いきいき健康」をご愛読いただきありがとうございます。 当サイトは、2011年12月26日をもちまして終了いたしました。皆様には長らくご愛顧いただき、誠にありがとうございました。 健康関連の情報については、日本経済新聞 電子版・ライフコーナーの「ヘルス」をご覧ください。
パリ(Paris)のデイケアセンターで、アルツハイマー病患者の妻を世話する夫(2007年9月19日撮影)。(c)AFP/FRANCOIS GUILLOT 【5月6日 AFP】高齢の夫婦のうち一方が認知症を患っている場合に、もう一方も認知症を発症する確率は、相手が認知症でない場合よりも平均で6倍高いという研究結果が5日、米老年医学会(AGS)誌「Journal of American Geriatric Society」に発表された。 米ユタ州立大学(Utah State University)の研究チームは、認知症をどちらも発症していない65歳以上の夫婦1221組を対象に、健康状態を最長12年間にわたり調査した。この間に認知症と診断されたケースは、夫だけの場合は125例、妻だけの場合は70例。夫婦両方が認知症と診断されたのは30組だった。 さまざまな影響を差し引いても、伴侶が認知症を発症し
JSTはこの領域で、脳神経回路の発生・発達・再生の分子・細胞メカニズムを解明し、さらに個々の脳領域で多様な構成要素により組み立てられた神経回路がどのように動作してそれぞれに特有な機能を発現するのか、それらの局所神経回路の活動の統合により、脳が極めて全体性の高いシステムをどのようにして実現するのかを追求します。またこれらの研究を基盤として、脳神経回路の形成過程と動作を制御する技術の創出を目指します。 上記研究課題では、C1qファミリー分子によるシナプス形成・維持機構を解明し、C1qファミリー分子を介したシグナル伝達経路を操作することによって、神経回路の形成と個体行動を制御する方法を探ります。 <研究の背景と経緯> 脳の機能は、神経細胞同士がシナプスを介して形成する神経回路によって担われています。シナプスの前側に存在する神経細胞がグルタミン酸などの神経伝達物質を放出し、シナプスの後ろ側の神経細
軽症期のアルツハイマー病患者にビタミンB群の一種の葉酸とビタミンB12を投与すると症状が改善することを、見立病院(福岡県田川市)の佐藤能啓(よしひろ)副院長(神経内科)が実証した。 葉酸とビタミンB12が、アルツハイマー病の危険因子とされるホモシスチン(必須アミノ酸の老廃物)の血中濃度を下げることは従来の研究で明らかになっているが、患者の集団に投与して証明したのは初めて。 佐藤副院長は、同病院の軽症期の患者を〈1〉葉酸を1日1錠投与する第1群(90人)〈2〉1日に葉酸1錠とビタミンB12を3錠投与する第2群(92人)〈3〉アルツハイマー病の薬として国内で唯一使われている「アリセプト」を投与する第3群(40人)――に分け、2005年から1年間観察。重症度を示すミニメンタルテスト(30点満点で、値が低いほど重症)で効果を調べた。 この結果、観察前は第1〜3群とも平均20点だったが、1年後には、
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