阪急バスの男性運転手(47)が1月11日深夜、睡眠中の女性(75)を乗せていることに気づかず、兵庫県猪名川町の車庫に路線バスを入れ、女性をバス内に置き去りにしていたことがわかった。 バスは施錠されており、女性は扉を開ける操作がわからずに翌日早朝までの約8時間、車内に閉じこめられていた。女性は無事だった。 同社によると、川西バスターミナル発日生中央行きバスで、11日午後10時24分に運転を終了し、猪名川営業所に入庫。運転手は女性を乗せたまま、施錠して降りたという。12日午前6時半頃、始発バスの運転手が女性を見つけた。 神戸海洋気象台によると、同町と隣接する三田市では当日、最低気温3・4度を記録。バスはエンジンを切られ、暖房は効いていなかった。 同社は「あってはならないこと。再発防止を徹底したい」としている。