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ブックマーク / izumi-math.jp (2)

  • Microsoft Word - 数学史の一端完成版.doc

    数学史の一端として~記号の話 北海道八雲高等学校 吉田 奏介 「空集合の記号はφ(ファイ)ではない。 」 といわれて、そうだねと思う人もいれば、えっそうなの?と思う人もいるだろう。自分は 恥ずかしながら後者だったわけなのだが、じゃあ何なのかということは何もかかれてはい ない。教科書によってはささやかなコラムのようなもので記号について説明していること もあるが、一般の教科書では「Σ」や「!」を誰が何故その記号を用いたのかにふれるこ とは少ない。しかし、このことを数学史への興味関心につなげられないだろうか。現在、 数学史は単元の表紙などに出てくるが、あまり深い話のものでもなく、数学を勉強したも のにとっては著名であるガロアやオイラーなどが出てきても、生徒にとってはなじみのう すいものである。そこで生徒にもなじみがあって、それでいて歴史を持っているもの、 「記 号」から数学史を感じさせるのもよい

  • なぜ科学教育は必要か

    はじめに 1959年に「二つの文化」1)という講演の中でスノー(Snow, C. P.)は、「イングランドで知識人は人文と自然科学の二つのグループに分かれ、お互いに他方を理解するのが困難になり、同じ英語を語っているにも関わらず、コミュニケーションが殆どない」と論じた。彼はこの二つの文化の間に「橋を架ける」必要があると感じてこの講演で問題提起をしたのである。以来40年が経ったが、この二つの文化の間の溝は埋められるどころかますます広がっていくように見える。しかもこの二つの文化現象は、イギリスのみならず、日を含めた全世界において認められる。 この「二つの文化」の存在を認める学者の多くはこれを教育の問題として捉え、教育、特に一般教育を通して改善がはかられると期待した。例えば科学者のあいだには文科系学生の科学教育により、この「二つの文化」間の溝を埋めようとする試みもあったが、顕著な成功があったとは

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