籍は抜かずに残したままで、結婚生活を“卒業”する「卒婚」。もともとは「卒婚のススメ」(杉山由美子著)という本から一般に広まった造語で、タレントの清水アキラ(62)などが実行している。 離婚との違いは、夫婦関係を断ち切るのではなく、「結婚」という形を持続しながら、それぞれが自由に自分の人生を生きるということ。家族として仲良くやっていくための前向きな選択の場合もあれば、離婚の前段階の選択肢という場合もある。(文:みゆくらけん) 夫から金銭面で援助を受けながら、自由を謳歌 価値観はひとそれぞれ。 アラフォー向けのビューティー雑誌「美ST」(光文社)11月号ではこの「卒婚」を特集。実際に卒婚している一般人の奥さま方が、誌面に顔出しでそれぞれの卒婚事情を告白するという、なかなかアグレッシブな内容だ。特集ページには、デカデカと以下のタイトルが掲載されている。 「人生一度きりですもの。私が私らしくいるた