リチウムが取れるチリのアタカマ塩湖。数少ない水辺で野生のフラミンゴが餌を探していた=チリ北部で2022年9月2日、中村聡也撮影 スマートフォンや電気自動車、人工知能(AI)など現代生活に欠かせないリチウムやコバルト、ニッケル、銅などの重要鉱物の採掘現場で、深刻な水不足や環境汚染が広がっているとの報告書を29日、国連大学が発表した。産地のアフリカや南米などの途上国と、資源開発を担う先進国側との経済格差の広がりも指摘。汚染の監視強化や法的拘束力のある国際基準を定めるよう提言している。 各国で公表されているデータや報告書などをまとめた。国際エネルギー機関(IEA)の推計をもとに、重要鉱物の需要は2050年に21年比で4倍に急増すると見込んだ。 鉱物資源の採掘には大量の水を使う。電池などに用いられるリチウムの場合、1トン生産するのに約190万リットルの水が必要とされる。24年の世界のリチウム生産量

