病いを乗り越え、ブロードウェイミュージカル『王様と私』の千秋楽を無事終えた俳優の渡辺謙が、母国・日本で元気な姿を見せた。しかも、ハリウッド映画最新作『追憶の森』を引っ提げての凱旋だ。オスカー俳優マシュー・マコノヒーとの共演にも大いに刺激を受けたという渡辺が、映画について、演技について、そして自身の人生観について赤裸々に語った。 【関連】「渡辺謙」インタビュー<フォトギャラリー> 本作は、富士・青木ヶ原の樹海を舞台に、妻を亡くし人生に絶望したアメリカ人・アーサー(マコノヒー)と、命を断ち切れなかった謎の日本人・タクミ(渡辺)が生と死を見つめながら、一条の光を導き出す感動のミステリー・ドラマ。『[リミット]』で注目を浴びた名手クリス・スパーリングのオリジナル脚本を、『グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち』などの名匠ガス・ヴァン・サント監督が映画化した。 「大切な人を失っても、それで全てが終わり