スイスの人類学者・ミラ(リュドミラ・ブレディキナ、Liudmila Bredikhina)さんは17日、修士論文「バ美肉:バーチャルパフォーマンスの背後にあるもの。テクノロジーと日本演劇を通じたジェンダー規範の争奪」で、ジュネーブ大学のジェンダー分野の学術賞「プリ・ジャンル」(Prix Genre)を受賞した。 「バ美肉」は「バーチャル美少女受肉」の略語で、現実世界の性別に関係なくバーチャル世界で美少女で活動するという日本発の文化。ミラさんによれば、「バ美肉」に関する研究が学術賞を受賞するのは世界初の快挙という。 ミラさんは、バーチャル美少女ねむさんと共にメタバースの大規模調査「ソーシャルVR国勢調査2021」を実施した人物。 修士論文のタイトルは「バ美肉:バーチャルパフォーマンスの背後にあるもの。テクノロジーと日本演劇を通じたジェンダー規範の争奪」(原題:Babiniku: what l
紀元前550年頃に存在したアケメネス朝ペルシア帝国の都、ペルセポリスを復元し、3D空間としてよみがえらせた「Persepolis Reimagined」が公開されています。 Persepolis Reimagined https://persepolis.getty.edu/ 上記のURLにアクセスすると、以下のように「2500年前、現在のイラン南部に、畏敬の念を抱かせるような美しい古代都市がありました」という導入文が表示されます。ページをスクロールすることで読み進められます。 「強力な王によって建てられ、当時最大の帝国であったアケメネス朝の儀式の首都として機能しました」「今日、そこはペルセポリスとして知られています」と続いたあと、「Enter」と表示されるのでそれをクリック。ツアーが始まります。 「紀元前518年頃、ダレイオス1世によって建てられました」「ペルセポリスはアケメネス朝の力の
エイベックス・テクノロジーズは、VR空間で短尺アニメ制作ができるOculus QuestならびにOculus Quest 2向けアプリ「AniCast Maker」を、日本時間の4月16日に発売することを発表した。価格は2990円(税込)。 これはVR空間にスタジオを作り、演技、カメラ撮影、舞台設定など、さまざまな役割を1人で行うことで、最大15秒の短尺アニメが制作できるツール。発売時は2つのキャラクターモデルと、さまざまな背景や小道具、モーションなどのアセット(素材)が用意され、これらを活用した短尺アニメ制作が可能。制作した映像はSNSにアップロードし、視聴者から反応を得ることもできる。 同社では、YouTubeやTikTokなどの動画投稿・配信サービスの普及により、さまざまな分野で個人クリエイター主導のヒットコンテンツが登場しているとし、特に短尺の映像コンテンツの需要が高まっているとい
スイスの秘境を仮想現実(VR)で再現した試みが、古い町並み好きの心をキュンキュンさせます。 歴史を感じる光景が刺さる スイスの「ソーリオ村」をVR化したのは海外在住のノーベルチョコ(@nobelchoco)さん。18世紀の姿を残した村を撮影してワールドを作成し、VRChatで公開しています。「村の端から端まで、主要な路地は全て歩けるように作っています」とのこと。 撮影は3時間半で行い、一眼レフと360度カメラ、ドローンを使用。ノーベルチョコさんがTwitterで公開したVRワールドの動画では、まるで村の中を歩いているような風景が見られます。歴史を感じる建物が並び、タイムスリップした気分を味わえそう。ドローンで上空から撮影した映像も絶景です。 絶景 よき…… Twitterでは動画に対して「超ツボ」「あまりにもロマン」といった賞賛や、現地を訪れたことがある人の懐かしむ声、VRchatで訪れた
全身トラッキングのハードルを下げる 注目のデバイス「Haritora」詳細レビュー Oculus Quest 2の登場で、多くの人が気軽にVRを体験できるようになった昨今。しかしバーチャル世界で全身を動かすためのフルトラッキング環境は未だに高いハードルがそびえ立っています。国内ではVIVE Trackerを中心に需要が増加しているものの、価格や設備条件などの面から諦めてしまう人が少なくありません。 そんなフルトラッキング環境を、安価かつ手軽に実現しようという、新しい試みが登場しました。ジャイロベースの下半身トラッキングデバイス「Haritora」です。 11月14日18時より一般販売を開始した、この新しいデバイスをレビューします。 Haritoraとは? Haritoraは、主にVRChatユーザー向けに開発された、下半身トラッキングデバイスです。SteamVRにてViveTracker互
遊び疲れて眠る幼い兄と妹。 お気に入りのクマのぬいぐるみも一緒です。 「あしたは、なにをしようかな」 いつもと変わらない幸せな日々は、突然、断ち切られました。一発の原子爆弾によって。 核兵器の開発、保有、使用を禁じる核兵器禁止条約が来年1月に発効するのを前にヒロシマの若者によって在りし日の家族の姿やまちなみをよみがえらせようというプロジェクトが動き始めました。(広島放送局記者 秦康恵 石川拳太朗) 写真に写っているのは鈴木六郎さん一家。 爆心地から500メートルの場所で理髪店を営んでいました。 家族は、父親の六郎さん、母親のフジエさん、長男の英昭くん、長女の公子ちゃん、次男の護くん、次女の昭子ちゃんの6人です。 広島に投下された原爆によって家族6人全員が亡くなりました。
仮想空間へのダイブおよび、そこでの疑似体験を可能とするVR技術。その活用分野はゲームや動画コンテンツにはじまり、今では医療や教育現場、ビジネスなど、あらゆる方面に伸びつつある(関連記事)。そして今回、VR技術は故人との再会でさえも実現させることになった。 韓国の放送局MBCは2月7日、ドキュメンタリー番組「あなたに会えて」を放送した。その内容は、亡くなった娘とその母親を仮想空間の中で再会させるといったもの。YouTube上で公開されている番組の映像にて、VR機器を被っている人物が母親のJang Ji-sung氏。そして仮想空間の中で話す少女が、今は亡きJang氏の娘Nayeonさんである。 Nayeonさんは2016年、わずか7歳という若さでこの世を去った。原因は難病だったという。大切な我が子を失ったJang氏の悲しみは計り知れない。実際に氏は、娘を亡くしてから月に一度は必ず納骨堂を訪れて
一日でもいいから自宅に帰りたい。ふるさとをもう一度訪れたい-。終末期のがん患者の願いをかなえるため、兵庫県芦屋市朝日ケ丘町の市立芦屋病院の緩和ケア病棟で、仮想現実(VR)の装置が活用されている。患者は病室にいながら外出を疑似体験でき、気分の落ち込みが改善するなどの効果が表れているという。2017年度から大阪大大学院薬学研究科と共同で取り組み、5月末にはドイツで開かれたヨーロッパ緩和ケア学会で発表した。(中島摩子) 中皮腫を患い、緩和ケア病棟で過ごす同県尼崎市の男性(66)は5月末~6月初旬、ベッド上でVRヘッドセットを装着した。「自宅を見たい」という男性の願いを受け、妻(59)と三女(26)が、360度カメラで撮影したリビングや寝室、ヤマモモやモクレンが育つ庭、愛車などの映像が流れた。 妻と三女は「本人目線で、歩いているように撮影した。パパがいつも座っていたソファに座り、好きなゴルフ番組に
原爆投下前の広島で撮られた白黒写真をカラー化したものを、地図や、現実の風景に画像を重ねるAR(拡張現実)で表示するアプリが完成した。東京大大学院の渡邉英徳教授や広島の高校生らが手がけた。今月からダウンロードできるようになった。 アプリ「記憶の解凍」を開くと、平和記念公園(広島市中区)の衛星写真が現れる。カラー化されたかつての街並みや人々の写真がちりばめられ、タップすると写真を大きく表示でき、持ち主のコメントなどを読むこともできる。 衛星写真から、原爆で壊滅した旧中島地区(現・平和記念公園周辺)の地図に切り替え、詳細な撮影場所を確かめられる。写真館、理髪店など、実際にあった店舗名も記されている。 AR表示を選ぶとカメラ画面に切り替わり、起動させれば、現在地から撮影場所までの距離が表示される。 カラー化した写真は2017年秋以降、広島女学院高2年の庭田杏珠さんらが、写真の持ち主である被爆者らに
はじめに こんにちは!LayerXの山口(@yamarkz)です。 今回はチーム内で定期的に行なっている、ICOプロジェクト調査研究の内容をブログでも紹介していきたいと思います。 直近1年にかけて日本ではVR (Virtual Realty)の市場が大きく拡大してきました。この市場拡大の要員としてはバーチャルユーチューバーの台頭が大きく、有名なキズナアイのYoutubeチャンネル登録者数は開始1年で200万人を突破。また、最近ではTBSテレビの「サンデージャポン」に出演するなど、お茶の間にもVRが徐々に侵食し始めてきているなと感じています。 www.j-cast.com 本記事ではそんな注目を集めるVirtual Realty技術とブロックチェーン技術を掛け合わせた、Decentralandと呼ばれるプロジェクトについて紹介します。 はじめに ブロックチェーン技術とVirtual Real
三友は、180°3D&360°VR撮影に対応したKANDAO社製カメラ「QooCam(クーカム)」を2018年8月中旬に発売します。 「QooCam」は3つのカメラレンズを搭載し、VR動画や静止画に加え、全天球撮影も撮影できる4K VRカメラ。金属製のスリムなスティック筐体は、カメラ部分で折り曲げることができ、様々な撮影シーンに対応。 優れた描画力とスタビライザーにより、ドローンに搭載するカメラとしても想定されています。 「QooCam」の特徴として、360°パノラマや180°の3D撮影時でもUSBやWIFi経由で4Kの高画質リアルタイムストリーミングが可能。 また、2個のカメラの立体視に基づいたデプスマップによる後追いフォーカス機能を搭載し、今後の追加機能としてデプスマップと色識別技術を組み合わせた空の色調だけを置き換えるスカイチェンジ機能にも対応しています。
VRoidプロジェクトは、「創作活動がもっと楽しくなる場所を創る」を理念とするピクシブ株式会社による3D事業です。 誰もが個性豊かな自分の3Dキャラクターモデルを持ち、そのキャラクターを創作活動やコミュニケーションに活用することができる「1人1アバター」の世界。私たちのミッションは、その未来をテクノロジーとクリエイティブの力で実現することです。 VRoidは、絵を描くようにキャラクターを作ることができる3Dモデリングソフトウェア「VRoid Studio」から生まれました。現在はこのソフトウェアをはじめとし、手軽にアバターづくりを楽しめるスマートフォンアプリや、3Dモデルを投稿できるプラットフォーム、それと連携するための開発者キット、アバターファッションを世の中に提案するブランド事業など、多方面で展開を行っています。
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く