赤字解消対策として駅舎表玄関の駅名看板の命名権の募集をしていた三陸鉄道(山口和彦社長)は27日、宮古駅の駅名を「アイフルホーム宮古駅」と改め、除幕式を行った。 広告主は盛岡市の住宅販売会社のシリウス(佐藤幸夫社長)。同駅の乗降客数は30万7218人(07年度)で、命名権料は年間30万円。佐藤社長は「不況といわれるが、宣伝効果はある。逆にチャンスと考え、地域にも貢献したい」と話した。 今月、開業25周年を迎えた同鉄道は、企業広告で少しでも収益アップをはかろうと4駅(久慈、宮古、釜石、盛)の駅舎表玄関の看板の命名権の募集をした。残り3駅の応募はまだない。命名権料は久慈が年間30万円、釜石、盛は24万円。問い合わせは同社(0193・62・8900)。