月曜日の夕方、学生たちが情報デザイン棟2階の教室に集まってくる。この授業は学年や学科を問わず参加できるPBL(Project Based Learning)科目という位置付けで、参加する学生の学年や所属学科はさまざま。しかし、iPhoneを使ったアート表現やUIの可能性を追求したいという思いは共通だ。 授業の参加条件は、iPhoneやiPod touch、Macの基本的な使い方が分かっていることと、プログラミングに興味があることの2点で、プログラミングの経験がなくても参加できる。Objective-Cを学んでいちからアプリを開発するのではなく、クリエイティブな部分のみをコーディングすることでアプリを開発できるプログラミング環境「openFrameworks」を利用するからだ。 openFrameworksはプログラミングの専門知識がない人でも、アイデアをソフトウェア上で形にできるよう設計さ
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