傘などの掘り出し物を探す主婦ら=18日午前、大阪市北区の阪神百貨店(竹川禎一郎撮影)(写真:産経新聞) 電車やバスなどでの忘れ物を集めた恒例の「全国お忘れ物リサイクル品大処分市」が18日、大阪市北区の阪神百貨店で始まり、掘り出し物を探す客でにぎわった。24日まで。 うっかり電車内に忘れがちな傘は4万本に上り、デジタルカメラなど計約12万点を販売。30円のビニール傘から、115万5千円の高級な鼈甲(べっこう)の眼鏡までが並ぶ。スキューバダイビングのセット一式や卒業証書などの珍しい忘れ物も展示され、これらは非売品。担当者によると、「iPod」などの携帯音楽プレーヤーの忘れ物が増える一方、CD、MDプレーヤーやフィルムカメラは減っており、「忘れ物は時代の変化を反映している」という。折りたたみ傘などを購入した大阪府茨木市の専門学校生、中田美桜さん(19)は「お買い得でした」と話していた。 【関