◆県・地元3市、利用促進案協議 7月の豪雨災害で不通になったJR美祢線について、長門、山陽小野田、美祢の地元3市や商工団体などが17日、今後どう利用者を増やすかを話し合う協議会を開いた。学生らに不可欠な路線で、県も早期復旧を望む。利用者低迷に歯止めがかからない現状に打開策は見いだせるのか。 (大井穣、青山直篤) ◆沿線振興に必要 美祢市民会館で開かれた協議会には、3市の市長や県の西村亘副知事ら20人が参加。今年度中に、沿線の観光施設の整備も含めた利用促進案をJR西日本に提案することを決めた。JRはメンバーに加わっていないが、今後、参加を求めていくことも確認した。 被災後、不通になった美祢線は、地元では廃線になるのではと懸念された。村田弘司・美祢市長は、あいさつで、1日の利用者が20年前は約1400人いたのに、現在は半数以下にまで落ち込んだことを挙げ「復旧しても、また廃線の憂き目に