今月15日付の記事「ダブルスタンダードの政教分離」の中で私は、一部の仏教教団やキリスト教系の教団は神社神道に対して対立的である、ということを述べました。しかし実際には、神社神道に対して好意的な仏教徒やクリスチャンも沢山おり、決して、仏教やキリスト教会が全てにおいて神道と対立的な訳ではありません。 仏教やキリスト教会の中には神道に対して好意的・友好的な人もいますし、逆に、残念ながら神道に対しては過剰なまでに対立的な態度や見解を示す人もいます。こういった現状を踏まえ、今日は、伝統的な仏教教団と神社神道は現在どのような関係にあるのか、ということを、私の把握している範囲内で以下に簡単に解説させていただきます(キリスト教会と神道との関係については私はよく知りませんが、基本的に、両者の接点はほとんどないようです)。 ■神道と仏教の良好な関係 伝統的な仏教教団の中では、真言宗や天台宗などの密教系の教団は
![神道と仏教の関係(前編) - 西野神社 社務日誌](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/fe72c226ff8167cd237d4747b8505ac168d7ce6d/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fcdn-ak.d.st-hatena.com%2Fdiary%2Fnisinojinnjya%2F2006-08-28.jpg)