“昭和85年”の8月14日、TBSで終戦ドラマスペシャル「歸國(きこく)」(午後9時)が放送される。脚本は倉本聰さん、演出は鴨下信一さん(TBSテレビ相談役)で、ともに昭和10年生まれ。「僕らが、戦争が分かる最後の世代」という鴨下さんに、話を聞いた。 (宮崎美紀子)
倉本 聰(くらもと そう、1934年〈昭和9年〉12月31日[1][注 1] - )は、日本の脚本家、劇作家、演出家。本名は、山谷 馨(やまや かおる)[1]。東京都渋谷区出身。妻は女優の平木久子(演劇集団 円所属)。父は俳人、日新書院取締役の山谷太郎。祖父は医学博士、日新医学社社長の山谷徳治郎。大伯父は衆議院議員の山谷虎三。 東京大学文学部美学科を卒業後、ニッポン放送を経てフリー。おもにテレビドラマの脚本家として活躍。東京から北海道へと居を移し、『前略おふくろ様』『北の国から』など多くのヒット作を生み出した。主宰した「富良野塾」にて26年間にわたり後進を指導。65歳で紫綬褒章、75歳で旭日小綬章を受章した。1977年(昭和52年)より富良野市に在住。 経歴[編集] 東京都渋谷区代々木生まれ。 父祖地は岡山県[3]。分家した祖父の代で東京に進出し、家は代々医学雑誌の出版や新薬の販売を手がけ
『歸國』(きこく)は、倉本聰の戯曲。倉本の演出で2009年6月17日に富良野GROUPにより初演、2010年7月5日に日本経済新聞出版社より刊行された。太平洋戦争中に南の海で戦死し60余年ぶりに歸國した英霊たちの視点を通じ、彼らの目に映った現代の日本の姿を描く[1]。 2010年と2011年に富良野GROUPにより再演、また倉本の脚本によりテレビドラマ化されTBS系にて「終戦ドラマスペシャル」として2010年8月14日に放送された。 概要[編集] 倉本聰が棟田博の短編小説「サイパンから来た列車」に感銘を受け50年以上温めてきた作品。1998年にLFラジオドラマスペシャル『サイパンから来た列車』としてラジオドラマ化したのに続き、2002年の『屋根』以来7年ぶりの新作戯曲として書き下ろした。 太平洋戦争中に南の海で戦死し、現代の平和な祖国の様子をつぶさに伝えるため60余年ぶりに歸國した英霊たち
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