外務省に24日入った連絡によると、イエメンの首都・サヌア近郊で、東京都板橋区のコンサルタント会社社員、真下(ましも)武男さん(63)が地元部族民に拉致された事件で、23日午後8時(日本時間24日午前2時)ごろ、真下さんが無事解放された。真下さんはイエメン政府が保護しており、解放後、真下さんと電話で話した駐イエメン日本大使によると、「無事で元気な様子だった」という。解放は8日ぶり。 国際協力機構(JICA)イエメン支所も在イエメン日本大使館から解放の連絡を受けたという。 真下さんは、JICAがイエメンで実施している教育分野での援助プロジェクトに従事。今月15日、サヌアの北数十キロにあるアルハブの小学校建設現場に車で向かう途中、イエメン人運転手とともに部族民の武装グループに拉致された。 部族民側はイエメン政府に対し、真下さんの解放と引き換えに、獄中にいる親族の男を釈放するよう要求。日本側は、イ