米南部ルイジアナ州沖より約80キロのメキシコ湾で先月20日に起きた、石油掘削施設「ディープウォーターホライズン」の爆発・炎上による余波はまだ現在も続いているそうで、水没してしまった施設からの原油流出による被害は、アメリカ本土から約50キロ先のシャンドルール諸島にまでおよび、漂流した原油の一部が原因で、油まみれのペリカンやカツオドリが確認されたそうなんだ。 高濃度の原油はまだ沖合を漂っている状態で、漂着本格化はまだ先とみられるが、メキシコ湾沿岸には貴重な野生動物生息地やエビなどの漁場があり、環境への悪影響に懸念が深まっているという。