円城 塔(えんじょう とう、1972年[1]〈昭和47年〉9月15日 -)は、日本の小説家。男性。本名は非公表。ペンネームは、複雑系の研究者である金子邦彦の書いた短篇小説「進物史観」[2]に登場する物語生成プログラムの一つ「円城塔李久」に由来する。公式のローマ字表記はEnJoeToh。 北海道[1]札幌市出身。札幌市立啓明中学校[3]、北海道札幌南高等学校を経て[3]、東北大学理学部物理第二学科に入学。大学生時代はSF研究会(現・東北大学SF・推理小説研究会)に所属。この時期の東北大学には、薬学研究科に瀬名秀明、文学研究科に佐藤賢一、法学部に伊坂幸太郎、理学部に松崎有理など、後に小説家となる人物が複数在学していた。 1995年に東北大学を卒業[3][4]、以降は物理学ではなく学際的な領域に専攻を変え、2000年に東京大学大学院総合文化研究科博士課程を修了、博士(学術)の学位を取得した。 北