東日本大震災の復興支援を目的に開催中の東北観光博の外国語版ホームページ(HP)に多数の翻訳ミスが見つかり、13日、修正作業のため閉鎖された。仙台市の旧伊達邸鍾景閣(しょうけいかく)はローマ字で「キュウイタツテイ*ケイカク」、秋田県のなまはげは中国語で「はげ頭病」を意味する表現になっていた。実行委員会事務局としてHPを開設した観光庁は「外国人観光客を呼び戻すためのHPが、逆に足を引っ張ってしまい申し訳ない」と平謝りしている。 HPは観光博の本格開幕前の1月30日に開設された。日本語版のほか、英語版、韓国語版、中国語版があり、東北各地の観光地やイベントなどを紹介している。 観光庁によると、ミスは自動翻訳システムの誤訳が原因で、今月6日に秋田県の指摘で発覚した。英語版ではあきた千秋公園桜まつり(秋田市)の「あきた」が「飽きた」と誤訳された。「はげ頭病」の表現は、ナマハゲ体験講座の翻訳であった