09年度県高校読書感想画コンクール(県高等学校図書館研究会、毎日新聞静岡支局主催)の表彰式が15日、静岡市駿河区の県男女共同参画センター「あざれあ」で開かれ、21人が受賞した。 今回は、県内16校から282人が応募した。最優秀賞には、浜松江之島高3年、加藤優さんの「クラウディアの愛」と、沼津西高1年、勝又美帆さんの「水と共に」が選ばれた。加藤さんは高校1年生当時から3年連続の受賞となった。 加藤さんは「クラウディアの祈り」(村尾靖子著、指定読書)を読み、シベリアの大地の寒々しさと、登場する男女3人の温かな人間味を鮮やかな色彩の対比で表現。「3年間で自分も変わり、今年は人間の感情をより意識して作品作りに取り組んだ」と話した。 勝又さんが読んだのは「水は答えを知っている」(江本勝著、自由読書)。水色の地球を抱いた女性を描くことで、生物に欠かせない水の偉大さを表した。「自分の伝えたかった思いを、