【連載】MJの本質 未完の国産旅客機 第4部 三菱重工業が開発を凍結中の日本初の国産ジェット旅客機。機体の登録記号は「MJ」と三菱ジェットの頭文字を持つ。今回は、三菱重工業の開発子会社「三菱航空機」のトップが、羅針盤のない航海に乗り出して混乱する社内の様子を赤裸々に語る。川井昭陽元社長の独白が始まった―。(中日新聞経済部)
実家をデータセンターに改装した宛木社長。改装でセキュリティー機能を高めたほか、遠隔でメンテナンスできる環境も整えた=1月、岐阜県飛騨市神岡町で 人口減少により地方で増加する空き家を改装し、電子データを保存するサーバーなどの機器を置いてデータセンターとして活用する試みが、岐阜県飛騨市神岡町で始まった。空き家の新たな利活用法として注目されている。 神岡町の中心部に立つ築百年以上の木造2階建て住宅。二重ガラスの扉を開け、かつていろりがあった吹き抜けの4畳半部屋に入ると、サーバーなどの機器が並び、単調な電子音が響く。吹き抜けの上部には、室内の温度や湿度を自動的に管理する換気扇やエアコンを設置。メンテナンスも原則、遠隔操作で行える。建物自体も堅固だが、さらに不審者の侵入を防ぐ強固なセキュリティーや、サーバーの安定的な稼働を維持するため...
「自動音声での金山駅の読み方がJR東海、地下鉄と名鉄で違います。なぜか気になります」。各鉄道事業者の計5路線が乗り入れ、東海地方の多くの利用客に親しまれる金山駅。同駅を巡る疑問が、電車で通学する愛知県日進市の男子大学生からユースク取材班に寄せられました。調べていくと、地名の読み方の奥深い世界に入り込むことになりました。(石井宏樹) 愛知県岡崎市出身の記者は、子どもの頃から金山駅を通っているが、投稿を見るまで気にしていなかった。実際に乗ってみて、駅や車内で流れる自動音声をじっくりと聞いてみた。 JR東海と名古屋市営地下鉄は「かなやま」と後ろの三文字を高めに発音。一般的な「広島」の読み方に近い。一方、名鉄は「かなやま」と「な」だけを高めに発音し、「岡山」の読み方に近い。投稿を寄せてくれた大学生は「名鉄の方に違和感がある」と話し、記者も同じ感想を持った。
名古屋大(名古屋市)と岐阜大(岐阜市)が、大学の運営法人の統合に向けた協議を始めたことが分かった。実現すれば、東京大、京都大に次ぐ規模の運営法人が誕生することになる。経営の効率化とスケールメリットで、世界レベルでの大学間競争に勝ち抜きたい考えだ。 国立大学を運営するのは「国立大学法人」で、現行制度では一法人が一大学しか運営できない。しかし、少子化が進む中、文部科学省は国立大の経営合理化のため、一法人が複数の大学を運営することを認める「アンブレラ(傘)方式」の導入を目指して法改正を検討している。名古屋大、岐阜大の法人統合は、実現すれば全国初のケースとして新制度の先駆けとなる。 関係者によると、構想では、両大学法人を統合して「東海国立大学機構(仮称)」を設立。総務、企画、法務、財務といった大学の管理運営部門を共通化する。合理化で生まれた人員や予算を、研究支援など大学の競争力を高める分野に重点配
社員をうつ病にさせる具体的な方法などをインターネットのブログに掲載し、社会保険労務士(社労士)の信用を落としたとして、厚生労働省に業務停止3カ月の懲戒処分を受けた愛知県の木全美千男社労士が、国に処分取り消しと331万円の賠償を求めた訴訟の判決が22日あり、名古屋地裁はいずれの請求も退けた。 市原義孝裁判長は、業務停止の処分は2017年1月で完了しており、「訴えの利益は失われ、不適法」と却下した。賠償については、ブログの記述は「社労士としておよそ不適切」と悪質性を指摘した上で、業務の一環で書かれたと認め、厚労省の処分は適法と判断した。 判決などによると、木全氏は15年4月から8カ月間、自ら経営する社労士事務所のウェブサイトにブログを開設。「社員をうつ病に罹患(りかん)させる方法」などの記事を掲載した。16年2月に厚労省の処分を受け、同月に提訴。このブログをめぐっては、15年12月に県社労士会
北陸新幹線の未着工区間(福井県・敦賀-新大阪)を巡り、米原駅で東海道新幹線に接続する米原ルートを推す県は、これまでの米原での「乗り換え」にこだわらず「乗り入れ」を新たに検討するよう、来月五日の与党整備新幹線建設推進プロジェクトチーム(PT)の検討委員会で提案する。リニア中央新幹線の大阪開業予定が二〇四五年から最大で八年前倒しになり、東海道新幹線の過密ダイヤ解消に見通しが立つとみたためだ。 米原乗り入れは、東海道新幹線の過密ダイヤと、接続に伴う運行システムの違いなどの課題から、JR西日本とJR東海は「困難」と表明。これを受け、与党検討委員会も四月のルートの絞り込みで「米原ルートは米原駅で乗り換え」とした。 政府は今夏、リニアの名古屋-新大阪間の開業目標を三七年に設定。県は、北陸新幹線とリニアの大阪開業の時期が重なることが現実味を帯びてきたとし「リニア開業により東海道新幹線の『のぞみ』の本数が
2027年の開業を目指すリニア中央新幹線計画で、JR東海の柘植康英社長は9日の記者会見で、名古屋駅地下に設ける新駅について年内に着工する見通しを示した。 リニア新駅は、JR名古屋駅の直下30メートルに直交するように設け、全長は東西1キロに及ぶ。近く着工するのはこのうち用地買収を伴わない駅直下の220メートルが対象。8日から計4回の予定で周辺住民を対象に工事説明会を始めている。終了後、安全祈願・起工式を経て、本格工事に入る。 当面はくい打ちが中心で、工区の西側を大林組などの共同企業体(JV)が、東側をJR東海建設などのJVが担当し、工期は19年5月末まで。掘削や駅本体の建設はあらためて契約し、完了は開業直前の27年を予定している。 柘植社長は福岡市の博多駅前で8日、発生した地下鉄延伸工事に伴う道路陥没事故を受け「われわれとは工法が異なるが、他山の石としたい。工事の安全の重要性をますます
『秒速5センチメートル』や『星を追う子ども』で知られる人気アニメーション監督、新海誠さんの26日公開の映画最新作『君の名は。』に登場する田舎町に、飛騨市の風景がイメージとして用いられている。市は機運を盛り上げようとポスター制作やパネル展示を始めたほか、住民からは地域活性化への期待の声が上がっている。 作中では、東京で暮らす主人公の瀧(たき)が、山深い町に住むヒロインの三葉(みつは)に会いに行く。その道中にはJR飛騨古川駅、宮川町落合のバス停などをモデルとした場面が出てくる。田園風景が美しく、特急ワイドビューひだも登場する。 作品を配給する東宝と市はコラボレーションし、作品イラストに「岐阜県飛騨市は『君の名は。』を応援しています」との文言を入れたポスターを制作。B1判とB2判計三百枚を刷り、既に東海北陸六県のTOHOシネマズで掲示しているほか、県内を中心に公共施設などに配る。
カレーチェーン店「カレーハウスCoCo壱番屋」を展開する壱番屋(愛知県一宮市)は13日、異物混入の疑いがあるため廃棄した冷凍の「ビーフカツ」がスーパーに出回っていたと発表した。処理を依頼した産業廃棄物処理業者が不正に転売したと説明している。 愛知県は同日、対象のビーフカツ計5405枚が県内の二つのスーパーで既に販売されたと明らかにした。温度管理など保存方法に問題があることから、県と壱番屋は消費者に食べないよう呼び掛けている。 壱番屋によると、産廃業者は「ダイコー」(愛知県稲沢市)。問題のビーフカツは昨年9月、愛知県内の工場で製造した。その際に最大8ミリの樹脂製部品が混入した可能性があるとして、同年10月に約4万枚をダイコーに引き渡した。樹脂製部品に毒性はないという。 ビーフカツは壱番屋の店舗で提供するカレーのトッピング向けにつくられたもので、通常はスーパーなどでは販売されない。壱番屋
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