土星の衛星「タイタン」は、太陽系内では地球を除いて唯一、安定した液体の海をもつ天体です。 タイタンの海は地球のような水ではなく、液体化したメタンですが、それでも専門家たちは「独自の生命体がいるのではないか」として大いに注目してきました。 そんな中、10年ほど前にメタンの海で不思議な島が見つかります。 この島は現れたと思ったら、いつの間にか消えてしまう特性から「魔法の島(magic islands)」と呼ばれています。 これまで島の正体は謎に包まれていましたが、今回、米テキサス大学サンアントニオ校(UTSA)の研究により、タイタン上空で固まった有機物質が落ちて浮遊したものである可能性が示されました。 研究の詳細は2024年1月4日付で科学雑誌『Geophysical Research Letters』に掲載されています。
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