APFSの登場とDisk Utilityの変化 macOS Sierraでは、Siriのサポートやストレージ最適化ツールなど多くの新機能が追加されたが、OSとしての基盤部分となると、個人的には「Apple File System(APFS)」を置いて他にない。 APFSは、現在メインに利用されている「HFS+」の後継であり、正統進化版に位置付けられる最新のファイルシステム。ジャーナリングやFusion DriveといったHFS+の全機能にくわえ、さまざまな新機能が用意されている。64bit i-node番号のサポート(HFS+は32bit)、連続する空データがある場合に物理的なディスク消費をせずにすむ「Sparseファイル(疎ファイル)」のサポート、3種類の暗号化処理(なし/単一キー/マルチキー)のネイティブサポートはその一例だ。 データ構造の遅延初期化が可能になった結果、利用開始前にボリ