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ブックマーク / www.hsbt.org (71)

  • Ruby 3.0 がセキュリティメンテナンスフェーズになったのでいくつか補足, snap と all-ruby を更新した - HsbtDiary(2023-03-31)

    Ruby 3.0 がセキュリティメンテナンスフェーズになったのでいくつか補足 Ruby 3.0 がセキュリティメンテナンスフェーズになったことに合わせて、いくつかサプライチェーン周りで考えておく必要がある事項があるので共有しときます。 Ruby 3.0 は OpenSSL 3.0 対応しないことになった Bug #18658: Need openssl 3 support for Ubuntu 22.04 (Ruby 2.7.x and 3.0.x) - Ruby master - Ruby Issue Tracking System に書いたように、Ruby 3.0 には OpenSSL 3.0 に対応した openssl gem はバックポートされないことになりました。つまり、OpenSSL 3.x しか提供されない Ubuntu 22.04 では Ruby 3.0 はビルドできな

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    Watson 2023/07/28
  • Homebrew 4.0 で git repo の保持が不要になったので削除した, Ruby CI の sprockets を propshaft にした, Asakusa.rb 第 702 回 - HsbtDiary(2023-02-21)

    ■ Homebrew 4.0 で git repo の保持が不要になったので削除した 4.0.0 — Homebrew にあるように homebrew 4.0 から core と cask の formulae は API 経由で json で取得するようになったのでローカルに保持している formulae は untap コマンドで全て消した。 $ brew untap homebrew/core Untapping homebrew/core... Untapped 3 commands and 6532 formulae (6,884 files, 599.4MB). ~ $ brew untap homebrew/cask Untapping homebrew/cask... Untapped 4164 casks (4,236 files, 355.9MB). 1gb 弱のスペー

  • Ruby の中にある解決できると嬉しい人が多分多いタフな問題 - HsbtDiary(2022-12-14)

    Ruby の中にある解決できると嬉しい人が多分多いタフな問題 Ruby 開発チーム(コアチーム)には壺と呼ばれる、「これができるととても嬉しい」というネタを放り込む hackmd のページがあります。issue などにして作ったところで誰かが進めるわけでもないし、project にしても epic すぎるが、いつかは何かやりたいという大きさのものを思いついたらすぐに入れています。 今回は Ruby Advent Calendar 2022 の14日目の記事として、この壺の中から熟成された夢をいくつか取り出してご紹介します。 ライブラリのRactor 対応 Ruby 3.0 の目玉として入った Ractor ですが、Ruby のライブラリが Ractor で動くかというとまだわからない、むしろ動かないだろう、というステータスです。RubyGems や Bundler でネットワークアクセ

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    Watson 2022/12/15
  • 株式会社アンドパッドに転職した, Kindle 本を初めて返品した - HsbtDiary(2022-11-04)

    ■ 株式会社アンドパッドに転職した 今日、情報が解禁されました: https://andpad.co.jp/news/1623/ 以前からヘッドハンティングやスカウトがあった時に、ペパボに在籍していた時もミドル以上のマネジメントの採用は続けていたので、とりあえず話を聞いて市場感を探るということをやっていた。出てくる話としてはどこもエンジニアのトップマネジメントだけではなく、テックリード、エンジニアリングマネージャも全然足りんので採用したいという状態で「まあペパボと同じだよね」という感想で終わることがほとんどだった。 ただ、自分の場合は話をした先が Ruby をメインに使っている会社なら「自分をフルタイムの Ruby コミッターとして雇えないか」というのをここ数年ぶつけていて、大体の会社は「エンジニアリングマネージャを採用したいのに、OSS開発者はいるか?と言われても...」という困惑した顔

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    Watson 2022/11/05
  • GMO ペパボを退職した, 送別会を渋谷のなるとキッチンで開催してもらった - HsbtDiary(2022-10-31)

    GMO ペパボを退職した 10年と5ヶ月勤務した GMO ペパボの最終出社日(=退職日)でした。GMO ペパボでは執行役員としてエンジニアリングのトップマネジメントを担当していました。 せっかくなので、10年前にエンジニアとして入社してプロダクト開発を始めた時から今までにやってきたことを振り返ります。 ふつうの開発を根付かせた 「ふつう」とは何かという話はありますが、おおよそ同じくらいの規模の会社が当たり前のように行なっているプラクティスや技術を当たり前のように使えるようになる、というくらいの意味合いです。10年前の2012年にGMOペパボ(当時はpaperboy&co)に入社した時は、production のサーバーにログインしてコードを変更して、動いたらそこから svn に commit をする、というバックアップなのか...?という開発が行われてました。 当時一緒に入社した @k

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    Watson 2022/11/01
  • Ubuntu 22.04 には OpenSSL 3 しか存在しないため Ruby 3.1 未満のバージョンはビルドできない問題 - HsbtDiary(2022-05-12)

    ■ Ubuntu 22.04 には OpenSSL 3 しか存在しないため Ruby 3.1 未満のバージョンはビルドできない問題 タイトルが全てなんですが、 Ubuntu 22.04 Jammy には OpenSSL のバージョン 3 しか提供されないので、Ruby 3.1 未満、具体的には 2.7 や 3.0 はビルドできません。 https://bugs.ruby-lang.org/issues/18658 https://github.com/rbenv/ruby-build/pull/1974 独自に OpenSSL 1.1 をビルドしてそれらを --with-openssl-dir で指定すればビルドできますが、それはそれで面倒なので ruby-build で @znz さんがパッチを投げて今揉んでいるという状況です。 また、OpenSSL 3 に対応した openssl ge

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    Watson 2022/05/13
  • マネジメントの極意は「自分のことは棚にあげる」こと, MacBook Pro M1 Max を 1 週間使ってみての感想 - HsbtDiary(2022-02-04)

    ■ マネジメントの極意は「自分のことは棚にあげる」こと タイトルは https://qiita.com/jnchito/items/0a0b46106681f41f2f0e のインスパイアです。 昔エンジニアなどをやっていた時に、マネージャや上司から何かコメントを受けると「とは言っても、このコードも書けないのにさあ」というような気持ちになった経験から、自分が実際にマネジメントをする立場になると、「は〜、React とかあまりわからんので方針とか出しにくいなあ」となって止まってしまうことがあります。 昨今のソフトウェアエンジニアリングは幅も深さも異次元のレベルまで広がっているので、全てのことをマネジメントが実践できるというのは正直無理な話です。自分ができることしかマネジメントできないなら、ソフトウェア開発の世界では何もできないのに等しいです。 そこで必要なことは「自分のことは棚にあげる」です

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    Watson 2022/02/05
  • Docker Desktop から podman に変えた - HsbtDiary(2021-09-01)

    Docker Desktop から podman に変えた 朝起きたら Docker Desktop が 4.0 になって、物々しい感じの表示が出たので調べてみたら、営利利用は課金してねということになったっぽい。 https://www.docker.com/blog/updating-product-subscriptions/ 最近は個人の開発でしか使ってないし OSS 利用とは言えるけど、会社関連で一切使わないということもないよなあという感じだったので、macOS からえいっとアンインストールしていったん VitrualBox と docker-machine にした。この辺の手順は moznion さんが書いてるのでみてください。 https://moznion.hatenadiary.com/entry/2021/09/01/112601 作ってから https://twit

  • Ruby CI のプロビジョニングを mitamae で出来るようにした - HsbtDiary(2020-03-06)

    Ruby CI のプロビジョニングを mitamae で出来るようにした 様々な OS で Ruby のテストを回している Ruby CI のインフラ面をがっつり改善した。 まず、インスタンスは全て AWS で回すようにしたうえで rubyci.org の DNS の管理権限を成瀬さんからもらって、インスタンス全てのドメインを *.rubyci.org になるようにした。 また、プロビジョニングは @k0kubun が作っているワンバイナリプロビジョニングツールの mitamae に集約しつつ、ランナーとして @sorah の hocho を使うことにした。できたのがこれ。 https://github.com/ruby/ruby-infra-recipe 主に k0kubun が mitamae をいろんな OS やアーキテクチャに対応させまくりつつ、@mame がマニアックな OS

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    Watson 2020/03/11
  • GitHub Actions がローンチされたのでマイグレートしてる - HsbtDiary(2019-08-11)

    GitHub Actions がローンチされたのでマイグレートしてる GitHubGitHub Actions という built-in CI/CD をローンチしたので夏休み1日目はひたすら触って完全理解していた。 https://github.com/features/actions これ、バックエンドは Azure Pipelines で public repository だと無料、並列数も 20 という内容なので他の CI サービスは CPU/RAM で殴り合いしても MS には勝てないので、Developer Experience(DX) で戦うしかなくなるんだけど、そこも GitHub がちゃんとハンドリングするだろうから、中期的にはとにかく厳しい戦いになると思う。てか、撤退じゃないかな...。 あと、以前にリリースした HCL バージョンの GitHub Actio

    GitHub Actions がローンチされたのでマイグレートしてる - HsbtDiary(2019-08-11)
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    Watson 2019/08/13
    “public repository だと無料、並列数も 20 という内容”
  • RubyKaigi 2019 Day 1 - HsbtDiary(2019-04-18)

    RubyKaigi 2019 Day 1 RubyKaigi 2019 はじまりはじまり。ホテルから会場へは少し距離があるけど、朝の散歩ついでに歩いて移動することにした。バススポンサーも気になったけど使った人から内容を聞くって感じで。 会場についたら、ブースの方を良い感じにしてもらうのに同僚にこういう感じでってのを共有してから Ruby 3 progress report の通訳打ち合わせへ。毎回、最初の受付に合わせて会場に向かってるけど年々大規模になっていて、今年はブース向けの受付行列もめちゃくちゃ多くなっていて(実際にブースは40+あって、それぞれに4人いたとしても、ブース担当者だけで160人を超えるはず)、すごい規模になったもんだなあと松田さんとおしゃべりしていた。 今年はペパボが Ruby スポンサーもしたということもあって、CEO の @kentarow からなんで九州でやっ

    RubyKaigi 2019 Day 1 - HsbtDiary(2019-04-18)
  • RubyKaigi 2019 Day 2 - HsbtDiary(2019-04-19)

    RubyKaigi 2019 Day 2 二日目の始まり。発表は最終日なのでこの日はまだまだ準備の日。 今回、ブースは大きくわけて三か所って感じになっていて、全部回るのも一苦労かと思ったけどスタンプラリーのおかげで、スタンプ欲しいんですけどーと話しかけながら、どこもいい感じにおしゃべりしながら回ることができた。これはいい企画なので続くとよさそう。 キーノート二日目の近永さんの発表は「不具合修正、それな...」って発表で良かった。ホント辛いんすよね。プラクティカルにはテストを書くなんだろうけど、仕様の不具合です。不具合を直しますということでテストも同時に修正したときはどうか、って話にもつながっていてただただつらい。 この日もおおよそメインホールに陣取って発表を聞きながらコード書いたり自分の発表の準備をしていた。たまたま家で荷物整頓していた時に見つけた RubyKaigi 2018 のピン

    RubyKaigi 2019 Day 2 - HsbtDiary(2019-04-19)
  • RubyKaigi 2019 Day 3 - HsbtDiary(2019-04-20)

    RubyKaigi 2019 Day 3 RubyKaigi 2019 最終日にしてやっと自分の発表の日が開始。この日は朝から vs World があって毎年恒例のステージに上ってやんややんやという企画があったのでステージでコンテンツになっていた。 ちょうど @tenderlove が入れた GC.compact が特定の環境でランダムにオブジェクトが nil になるという不具合に悩んでいたのを @k0kubun がデバッグや調べ方を教えているという図があったので横で聞いていた。RubyKaigi は発表もなんだけど、会場のあちこちで言語を作ってる人が"会議"をやってるのがほんと良くて、自分も RubyGems/Bundler のポイントとなるようなことを話してバンバン決めたりしてて、いい機会だと思う。 みんなも作ったり、使ってるソフトウェアについて、作者やメンテナ人と話すという場を

    RubyKaigi 2019 Day 3 - HsbtDiary(2019-04-20)
  • ruby の開発リポジトリを git にした, Asakusa.rb 第511回 - HsbtDiary(2019-04-23)

    ruby の開発リポジトリを git にした RubyKaigi 2019 の開催中に @k0kubun 君が「発表が終わったら会期中に残りのタスクは全部やりますよ」と勢いのあるやる気をみせていたので、準備は広範囲にちまちま進めていた、という Ruby のリポジトリの Git 以降に必要な自分に割り振られているものをバンバン直していた。 https://www.ruby-lang.org/en/news/2019/04/23/move-to-git-from-svn/ 細かい部分は色々あるんだけど、大体は以下のようなチームプレイで進めていった。 @hsbt が現状をヒヤリングしたり、サーバーにログインして調べつつ、2019年の今風の開発でバンバン開発できるように構成を変更したり github に切り出したり、なんかやりたいという人にバンバン権限を渡していった。具体的にはサーバーにログイ

    ruby の開発リポジトリを git にした, Asakusa.rb 第511回 - HsbtDiary(2019-04-23)
  • Rails DM 2019 で RubyGems 3 の話をしてきた - HsbtDiary(2019-03-22)

    Rails DM 2019 で RubyGems 3 の話をしてきた Rails DM 2019 で RubyGems 3 の話をするために青山の Oracle オフィスまで行ってきた。山手線と銀座線を駆使するってかんじだったけど中々遠い。 オープニングで DHH の AMA があって、Ruby 3 に期待することは -> Ruby は十分速いよ、というコメントが面白すぎてよかった。話も流暢だし、毎年 RailsConf でキーノートやってるだけあるなあと感心してしまった。一回くらいは RailsConf に行って会っておこう。 この後は発表を聞きながら軽く資料を手直ししたりしていた。RubyKaigi と違って practical な話が多くてだいぶ面白かったなあ。お弁当をべながらスタディプラスの、英語学習の動画を見てよくできてるなと興味を持ったり、チラシをもらいながらぶらぶらした

    Rails DM 2019 で RubyGems 3 の話をしてきた - HsbtDiary(2019-03-22)
  • モチーフで読む美術史2 を読んだ, Ruby 2.6.1 の Bundler の不具合のお知らせ, Asakusa.rb 第 499 回 - HsbtDiary(2019-02-05)

    ■ モチーフで読む美術史2 を読んだ 初巻に続いてシュッと読んだ。紹介されている絵画が増えて読みやすくなったような気がする。 文は勉強になるな〜という感じで面白いので良いとして、あとがきに書いてある家庭状況のことが重くてずっしりきてしまった。社会だなあ。 モチーフで読む美術史2 (ちくま文庫) 宮下 規久朗 筑摩書房 ¥924 ■ Ruby 2.6.1 の Bundler の不具合のお知らせ Ruby 2.6.1 にバンドルされている Bundler は今の所 2 つほど致命的な不具合があります。 default/bundler-1.17.2.gemspec has no file list https://bugs.ruby-lang.org/issues/15582 2.6.1 の bundler.gemspec の Gem::Specification#files の値がおかしくて

    モチーフで読む美術史2 を読んだ, Ruby 2.6.1 の Bundler の不具合のお知らせ, Asakusa.rb 第 499 回 - HsbtDiary(2019-02-05)
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    Watson 2019/02/07
  • flori/json のコミット権を手に入れた - HsbtDiary(2018-10-22)

    ■ flori/json のコミット権を手に入れた rbenv/ruby-buildruby の json ライブラリの作者の flori がコメントしていて、「そういえば json の件確認してくれる?」と成瀬さんが確認したらめでたく、hsbt と nalsh さんの二人がコミットできるようになった。 主に Ruby 体でだけ変更されているパッチをせっせと flori/json のバックポートしたり、これはマージしたほうが良さそう、というような pull-request の対応をするって感じの予定です。頑張るぞー。

    flori/json のコミット権を手に入れた - HsbtDiary(2018-10-22)
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    Watson 2018/10/23
    お、これは-!?
  • Ruby 開発者会議 9 月 - HsbtDiary(2018-09-13)

    Ruby 開発者会議 9 月 今月は恵比寿のクックパッドオフィスで開催でした。ちょっと到着が遅れてしまって、14:30 過ぎから参加。 https://bugs.ruby-lang.org/issues/14981 持っていったお題としては Misc #14956: Remove staled branches in svn repository という小粒なやつで、svn の branches に置かれている「これ何?」というものを消しましょうというやつ。今後 git に migration するにあたって、ブランチをバンバン使うようになったら、「これ何?」のコストが上がるので今のうちに消して置くというのが目的。 対象となっているブランチについては、tags に放り込むなどしてチケット自体は close した。svn で tags にするのは svn move という単なる移動という

    Ruby 開発者会議 9 月 - HsbtDiary(2018-09-13)
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    Watson 2018/09/15
    “Matz が git にしたい”
  • Ruby の新しいバージョンのリリースでやったことまとめ - HsbtDiary(2018-03-29)

    Ruby の新しいバージョンのリリースでやったことまとめ Ruby 2.2.10, 2.3.7, 2.4.4, 2.5.1 がリリースされました。 http://blade.nagaokaut.ac.jp/cgi-bin/scat.rb/ruby/ruby-core/86370 ブランチメンテナではないけど、HackerOne や security at ruby-lang.org に報告がきた脆弱性リポートの一次トリアージをやったりしてるので今回やったことをまとめときます。 CVE 番号を発行した http://cve.mitre.org/ からこういう脆弱性見つかったんで CVE 番号発行しておくれというリクエストを何軒かやりました。 PGP キーと雑な英語がかければ誰でも取れるので、CVE に過大な権威みたいなもの、例としては「CVE が発行されている!重要な脆弱性だ!」みたいな

    Ruby の新しいバージョンのリリースでやったことまとめ - HsbtDiary(2018-03-29)
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    Watson 2018/03/29
  • git.ruby-lang.org を作った - HsbtDiary(2018-03-24)

    ■ git.ruby-lang.org を作った Ruby のリポジトリの svn to git マイグレートの最初の一歩として https://git.ruby-lang.org という cgit で作った公式 git リポジトリを公開した。まだリードオンリーだけど、今後の流れとしては svn.ruby-lang.org に依存している各種ツールチェインのコードを git.ruby-lang.org にハイブリッド対応または git のみに書き換えていく git.ruby-lang.org だけでリリースや各種開発のワークフローが問題ないね、となったら git.ruby-lang.org を書き込み許すようにして、svn.ruby-lang.org はリードオンリーにする。 github の pull-request をマージしたらなんかわからないけど git.ruby-lang.org

    git.ruby-lang.org を作った - HsbtDiary(2018-03-24)