CeBITにおいてノートPCベンダー各社は、IntelのConsumer ULV、AMDのYukon/Congo、NVIDIAのIONを搭載した新しい薄型ノートPCを展示した。それらは、11~13型クラスの液晶を搭載した「ポストネットブック」とでも言うべき、新しい市場を目指した製品になる。 このクラスのノートPCは、これまで1,500ドル(約15万円)を超えるような高価な製品ばかりだったが、コンポーネントベンダーの新戦略により、ネットブック同様、新しい価格帯へのシフトが起こることになりそうだ。 ●中はスカスカだったCeBIT展示会場 今回のCeBIT全体の感想を率直に表現するのであれば、「ああ、経済危機ってこういうことを言うんだな」というものだ。正直日本にいると、経済危機と言っても、自動車や家電、金融など一部産業が打撃を受けている実感はあるものの、それらに比べるとIT業界や通信業界に関して