ブックマーク / number.bunshun.jp (11)

  • 「坊主頭自体は問題ではない」髪型自由主義、慶応監督が語る“坊主頭”本当の問題点「『昔からこれが当たり前』という“思考停止”こそ罪深い」(森林貴彦)

    神奈川大会で東海大相模、横浜高校を撃破し、“戦国”神奈川から夏の甲子園出場を決めた慶応高校。甲子園の初戦で北陸(福井)を9-4で打ち破り、実力だけでなく「髪型自由」という他校とは一線を画する方針も話題となった。 そのチームを率いるのが、森林貴彦監督だ。小学校のクラス担任も務める森林の教育論を著書『Thinking Baseball ――慶應義塾高校が目指す"野球を通じて引き出す価値"』(東洋館出版社、2020年10月発行)から抜粋して紹介する(全3回の第1回/続きは#2、#3へ) 坊主頭それ自体は問題ではない。が… 21世紀になって20年が経過しましたが、高校野球部のほとんどはいまだに坊主頭のようです。 まず根的なことを記せば、坊主頭にしていること、それ自体は大きな問題ではありません。より真剣に考えなければならないのは、「高校野球と言えばやはり坊主頭が主流。そこから飛び出るのは嫌だな」と

    「坊主頭自体は問題ではない」髪型自由主義、慶応監督が語る“坊主頭”本当の問題点「『昔からこれが当たり前』という“思考停止”こそ罪深い」(森林貴彦)
  • 「髪の毛を切ってから、出直してこい」というヤジも…今夏甲子園の“非坊主”校、慶應高監督が明かす“高校野球の嫌いなところ”「皆、甲子園中毒になっている」(森林貴彦)

    青春の押し付け問題 大人が選手を自分好みのストーリーに当てはめようとする、いわば、青春の押し付け問題。これも高校野球が抱える、そして解決していかなければならない大きな課題の一つです。高校野球はシンプルに言えば、高校生がただ野球をやっているだけですが、真夏の風物詩やお祭りのように捉えている人が多く、もはや非常に巨大なエンターテインメントとなっています。新たなヒーローの出現や感動的なゲームを望むファンがいて、また、それを売り込んでいこうとするメディアの存在もある。そこで過剰に膨らまされたドラマに、それを望むファンが喜んでいつく。こうした土壌が高校野球にはあると思います。 そしてそれを支えているのが、春と夏の全国大会が公共放送で全試合生中継され、その面白さを全国民レベルで共有できてしまうところなのです。一部からは「試合が面白いのだから、いまのままでいいじゃないか」という意見も聞かれますが、それ

    「髪の毛を切ってから、出直してこい」というヤジも…今夏甲子園の“非坊主”校、慶應高監督が明かす“高校野球の嫌いなところ”「皆、甲子園中毒になっている」(森林貴彦)
    WonderBoy
    WonderBoy 2023/08/11
  • 《独占告白》香川真司34歳が明かすJリーグ復帰の決断と孤独「本当にお前はこれでいいのか…」「岡ちゃんはこの4年間、一番話をした人」(豊福晋)

    以前は35歳までは欧州でやれたらいいなという気持ちがあった。どんな形であれ、カタールW杯までは欧州でやると決めていた。欧州で長くやることは選手みんなの目標で、長谷部(誠)さんや岡ちゃん(岡崎慎司)、(吉田)麻也のように同年代でまだ頑張っている選手もいるし、彼らの存在は刺激にもなっていた。 それでも、これが自分の人生だし、自分のタイミングだった。欧州に12年半いたし、複雑な気持ちになるのは仕方がない。サウジアラビアに行ったクリスティアーノ・ロナウドも似たような気持ちだったのかな。欧州というのは僕にとってそれほど思いの詰まった場所だった。日に戻り、セレッソのユニフォームを着てプレーしている今はもう気持ちはすっきりしているけれど。

    《独占告白》香川真司34歳が明かすJリーグ復帰の決断と孤独「本当にお前はこれでいいのか…」「岡ちゃんはこの4年間、一番話をした人」(豊福晋)
    WonderBoy
    WonderBoy 2023/04/28
    “もはや現代サッカーに「10番」はほとんどいないし、前の選手はスピードとフィジカル能力がないと戦っていけない。”
  • 日本に足りないのは「めっちゃ楽しそうにサッカーをする下手なおっさん」 欧州で目撃した、勝利(とビール)を真剣に目指す大人たち(中野遼太郎)

    「いや、お前が言うなよ」 これは、僕が海外生活において脳内で発したランキング、堂々1位のセリフです。自分の実力、過去の言動、現在置かれた立場、すべてを棚に上げて平気な顔で意見を言ってくる西洋や南米、アフリカの人たちに対しての第一感であり、「いやいやいや、お前が言うなよ」が第2位であることを考えても、その突出具合は際立っています。 「自分のことは棚に上げる」どころか、あげた棚ごと鍵をかけて窓から放り投げ、割った窓を背景に腕を組んで仁王立ちしているくらいの整合性の取り方の時もあり、僕は困惑や怒りを通り越して尊敬の眼差しを送ることになります。どの口が言うんだよ、よりも先に、反射とも取れるような速度で心の中にある意見を口から表出できることへの羨ましさを感じるのです。 それってこどもの特権じゃないの?と思いつつ、その意見が(僕にとっては)どんなにピントが外れたものでも、目を見て、素早く、堂々と言われ

    日本に足りないのは「めっちゃ楽しそうにサッカーをする下手なおっさん」 欧州で目撃した、勝利(とビール)を真剣に目指す大人たち(中野遼太郎)
    WonderBoy
    WonderBoy 2021/12/31
  • 高校生も帰宅部(約20%)が増えている…現役教師のため息「運動部を減らしたいのにOBOGの反発がすごくて…」(沼澤典史)

    中学で帰宅部の人気が伸びている背景を調べてみると、現在のスポーツ部活が抱える様々な問題が見えてきた。では高校生の部活ではどうなのか? そしてそれらの問題を解決するカギはあるのか?(全2回/前編へ) 高校生でも帰宅部(約20%)が増加中 中学と比べ、高校の部活は甲子園などを始め、規模も注目度もケタ違いだ。大学スポーツと比べても、メディアでの扱いやファンの多さで引けを取らない。 しかし、帰宅部が増加しているのは高校も同様である。高校2年生に対する調査では「部活に無所属」と回答した生徒は平成26年度は19.0%、平成28年度は20.3%と増加している(国立青少年教育振興機構調査)。直近の調査はないが、中学同様に増加傾向にあると考えていいだろう。 実際、20年以上のキャリアを誇る福島県のベテラン高校教師も生徒たちの変化を感じている。 「昔より帰宅部が増えた印象は確実にありますね。私の担任する学年の

    高校生も帰宅部(約20%)が増えている…現役教師のため息「運動部を減らしたいのにOBOGの反発がすごくて…」(沼澤典史)
    WonderBoy
    WonderBoy 2021/06/05
  • 自粛で練習が減ったら球速アップ?この夏、高校野球で起きている事。(氏原英明)

    近年の甲子園は、膨大な練習と膨大な事を吸収できた"ガタイ”がいい選手が多い。しかし、もっと無理なく成長することができるとしたら……。 新型コロナウイルスはなかなか収束を見せないが、スポーツ界は徐々に活動が再開され始めた。プロ野球・Jリーグの2大プロスポーツが先駆けとなり、アマチュアスポーツも少しずつ活気を取り戻しつつある。 野球界も「withコロナ」の生活様式を進めている。プロ野球の取材をしていても、変化を如実に感じる場面がある。 プロ野球のパ・リーグを2連覇している西武は、ホームでの同一カード6連戦の最後の日、試合前のシートノックを行わなかった。またパ・リーグの首位・楽天は、中軸を担う3選手、浅村栄斗、ブラッシュ、ロメロの負担を休養日やDH起用で軽減しながら、チームをうまく循環させている。 そして彼らは、試合でハイパフォーマンスを発揮している。チームが好調なのもうなずける。 この流れは

    自粛で練習が減ったら球速アップ?この夏、高校野球で起きている事。(氏原英明)
    WonderBoy
    WonderBoy 2020/07/27
  • 筒香やダルの言葉で考える球数制限。高校野球は誰のためにあるのか。(ナガオ勝司)

    高校野球は、誰のためにあるのか――。 もしも、あなたがちょっとでも野球のことが好きで、何かの縁でこのコラムを読んだなら、一度でいいから真面目に考えて欲しい。 2月20日、日高校野球連盟(高野連)は理事会を開き、昨年12月に新潟県の高野連が、今春の県大会で導入するとしていた「1試合100球」の球数制限について、同高野連に対して再考を求めることに決めた。 今回の「新潟」の英断に「全国」が待ったをかけた理由は、都道府県の大会が地区大会や全国大会の予選を兼ねており、それが全国共通の「高校野球特別規則」に基づいて行われているからだろう。 日高野連の竹中雅彦事務局長は、理事会での決定をこう説明した。 「部員20人以下の加盟校が全体の4分の1を占める現状では、部員が少ないチームが不利になる。球数制限に踏み込むのは慎重であるべきだ。ただ、高校野球の発展には避けて通れない課題であり、新潟県高野連が一石を

    筒香やダルの言葉で考える球数制限。高校野球は誰のためにあるのか。(ナガオ勝司)
  • 菊池雄星「僕らが続かないと失礼」筒香の勇気ある発言を孤立させるな。(氏原英明)

    シーズンインに向けたキャンプ情報がメディアを騒がせているのを見ていて、こうして2019年も野球漬けになっていくのだろうなと思った。 それは楽しみでもあり、危惧でもある。 キャンプイン前のシーズンオフは、野球教室や講演会などが全国各地で開催されていた。現役のプロ野球選手はもちろんのこと、プロ野球OBなどが一般市民の前に登場。「シーズンオフの風物詩」とも言えるのだが、最近よく話題にあがるのが、「野球人口減少」など球界の危機を叫ぶ声だ。 野球界にも将来への危機感が生まれつつある一方、シーズンが始まってしまうと、そうした意識が薄れてしまうだろうという危惧があるのだ。 早稲田大学野球部OBが主催する野球教室で、ある現役のプロ選手がこんな話をしていた。 「選手がもっと取り組むべきことはあると思いますけど、少年の野球人口が減少しているという現実は感じづらいし、シーズン中に選手間で話すことはあまりない」

    菊池雄星「僕らが続かないと失礼」筒香の勇気ある発言を孤立させるな。(氏原英明)
  • スピードスケートだけでメダル6個!日本を変えたデビットコーチの4年間。(矢内由美子)

    平昌五輪で金3、銀2、銅1、計6個のメダル獲得と入賞9という成績を残した日スピードスケート勢。メダルゼロどころか入賞もわずか4だった'14年ソチ五輪からの大躍進の背景とは――。 '14年6月。日電産サンキョー・スケート部の今村俊明監督は、3人の選手を連れてスケート王国のオランダに向かった。'10年バンクーバー五輪では同社(当時)の長島圭一郎と加藤条治が男子500mでそれぞれ銀、銅メダルを獲得したが、ソチ五輪では2人とも入賞止まり。女子中長距離の高木菜那は入賞からも遠かった。 今村監督は高木、入社1年目のウイリアムソン師円ら中長距離の3選手とともに、オランダのプロチーム「ニューバランス・スピードスケートチーム」の門を叩いた。 簡単に受け入れてくれた訳ではない。日電産サンキョーが同チームのスポンサーフィーを払っての参加だった。今村監督はスケート仲間の知人を頼って情報を収集し、「良いコーチ

    スピードスケートだけでメダル6個!日本を変えたデビットコーチの4年間。(矢内由美子)
    WonderBoy
    WonderBoy 2018/02/26
  • 高校野球部はガチすぎて入りづらい。甲子園を目指さない選択肢が必要だ。(安倍昌彦)

    人生のある時期、懸命に1つのことをする価値は確かにある。しかし、それが強迫観念になっては失うものも多い。 センバツが幕を閉じたのと呼応するように全国で大学野球のリーグ戦が幕を開け、同様に、社会人野球も各地で地方大会が始まって、格的に「アマチュア野球」の季節がやって来た。 今年もまた、野球を追いかけていく1年が、あっという間に過ぎていくことだろう。 センバツは、近年にないダイナミックな内容の大会になった。 春の高校野球らしい未熟さやひよわさに、ほとんど出会わなかったように思う。逆に、見ているこちらのほうが圧倒されるようなパワーとスピードは、何か、半分“大人の野球”を見ているような錯覚さえおぼえるほどだった。 予想はしていた。 今年の高校野球は「スラッガーの年」だ。反面、投手に昨年ほどの剛腕、快腕が少ない。 打ち合いになるぞ……そんな予感を大会前からいろいろな場で伝えてきた。 参加32校のう

    高校野球部はガチすぎて入りづらい。甲子園を目指さない選択肢が必要だ。(安倍昌彦)
    WonderBoy
    WonderBoy 2017/04/08
  • 「人と比較せず自分の中で少し頑張る」イチローが野球少年に送った人生訓。(笹田幸嗣)

    「イチロー杯争奪学童軟式野球大会」での閉会式にて。参加した少年野球選手たちの中から、きっと“未来のイチロー”も生まれるはず。 イチロー自らが大会長を務める「イチロー杯争奪学童軟式野球」は、2016年末に21回目の大会を迎えた。 未来の野球界を背負う学童たちに、勝つことの喜び、負けることの悔しさ、また、野球というスポーツが持つ様々な要素を体験してもらい、そこから多くを学んで欲しい――。 大会長にはそんな強い思いがある。 だからこそ、閉会式には自らが毎年足を運び、学童の目線に立ちメッセージを贈る。メジャーの世界でも最高峰の立場に上り詰めた実体験から発せられる言葉の重みと説得力は、まごうことなき金言である。 イチローは人の2倍も3倍も努力したわけではない!? 2016年12月23日。 愛知県西春日井郡豊山町で行われた閉会式には、同大会からプロ野球選手となったDeNAの関根大気外野手(21歳)も駆

    「人と比較せず自分の中で少し頑張る」イチローが野球少年に送った人生訓。(笹田幸嗣)
    WonderBoy
    WonderBoy 2017/02/02
  • 1