日本国内でアジャイル開発、PoC開発、DX(デジタルトランスフォーメーション)を支援する部隊を拠点化する動きが活発化している。「アジャイルラボ」「デジタルセンター」などと呼ばれる場所を作り、そこで顧客と一緒になった「ビジネスの共創」を目指そうという取り組みである。 その事例として、「KDDI DIGITAL GATE(KDDI)」「富士通アジャイルラボ(富士通)」「Agile Studio Fukui(永和システムマネジメント)」の3拠点を紹介する。それぞれの所長にインタビューを行い、取り組みの狙いや施設の特徴などを語ってもらった。第2回は、「富士通アジャイルラボ」を立ち上げた中村記章さんに話を聞く。(第2回/全3回、聞き手は平鍋健児:永和システムマネジメント代表取締役) アジャイル開発の全ノウハウと技術を集約 ──富士通は2018年10月12日に都内に「富士通アジャイルラボ」を立ち上げま