今、共産党に若者が続々入党? その背景は (AERA 2014年12月29日―2015年1月5日合併号掲載) 2015年1月7日(水)配信 1ページ中 1ページ目 前のページ | 1 | 次のページ 衆院選で野党が精彩を欠く中、唯一目立ったのは、あの政党の躍進だった。共産党――もはや進むのは、この道しかない。そう思う若者たちが増えている。 先の衆院選で大勝した安倍政権。「アベノミクス解散」と銘打っていたにもかかわらず、「(政権公約で)示している政策についてご理解をいただいた」と主張する。憲法改正、原発再稼働、安全保障法制の整備…「国民の信を得た」と一方的に推し進める懸念が出てきた。 こうした不安や批判の受け皿となったのが共産党だった。公示前に8だった議席は21に増えたが、その支持の広がりは“風”ではない。顕著になったのは2年前。党本部によると、2013年に約2万人が入党し、14年も1