今月31日に実施される東京都知事選の投開票を控え、本格的な選挙戦が繰り広げられている。今回は21人が立候補したが、今のところ、野党4党が推薦するジャーナリストの鳥越俊太郎氏、自民党ながら無所属で戦う元防衛相の小池百合子氏、与党からの推薦を得ている元総務相で前岩手県知事の増田寛也氏の3人が実質的な有力候補と目され、「三つどもえ」の様相を呈している。 「ラテラルシンキング」の観点から選挙戦を見る 個々の候補者の政策や適性などについては、評論家の分析に譲るとして、私は自分の専門分野である「ラテラルシンキング」の観点から、選挙戦をウォッチしてみたい。この言葉を初めて見聞きした読者も少なくないだろう。拙著『ずるい考え方 ~ゼロから始めるラテラルシンキング入門~』で詳しく解説しているのだが、これは私がライフワークとして研究を続けている思考法のことだ。日本語で訳せば、「水平思考」とでも呼んだらいいだろう
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