30歳以上の人は子供の頃に小学校でゴミを焼却する光景を見てきたと思いますが、現在、ほとんどの学校には焼却炉がありません。 その原因の1つが、2000年から施行されたダイオキシン類対策特別措置法などの環境法です。それによって、人に対する発がん性があるとされるダイオキシンが発生しやすい低温の焼却炉では、ゴミの焼却が認められなくなりました。 その結果、自宅の庭でゴミを焼却していた人をはじめ、企業や学校もゴミ処理を業者に依頼せざるを得なくなりました。それだけ、ダイオキシンは猛毒で厳重に注意すべき化学物質だと認識されているのです。 しかし、このダイオキシン、一般人と科学者では認識が大きく異なります。 それは、「実はダイオキシンは大して毒がない」という研究結果が数々示され、法律制定から十余年、疑問点も多く指摘されるようになった。もちろん、専門家たちはダイオキシンを無害と言っているわけではなく、「かつて