『週刊少年ジャンプ』(集英社)で先月、人気絶頂で完結した『鬼滅の刃』。作者の吾峠呼世晴(ごとうげ・こよはる)は、初めての連載でブームを巻き起こした。看板作品が1つ終わった中で「これからのジャンプは大丈夫?」と心配する声もあるが、アニメ放送が控える『呪術廻戦』や、多くの企業コラボや舞台化される『アクタージュ act-age』など、今、若手作家たちによる作品が人気だ。どちらも連載2年で漫画の枠を超える作品になったが、それは編集部が力を入れてきた“新人発掘”の努力の成果でもある。 【写真】その他の写真を見る ■編集部が満場一致で連載決定した『呪術廻戦』 新人作家として異例の売上を記録 まず、『週刊少年ジャンプ』連載の現状を伝えたい。10年以上続いているのは、『ONE PIECE』(ワンピース)と『HUNTER×HUNTER』(ハンターハンター ※長期休載含む)の2作品だけで、次に8年目を迎えた『