新党日本代表の田中康夫参院議員(53)は15日、次期衆院選で兵庫8区から出馬する意向を固めた。 民主党は公認候補を擁立せず、21日の党常任幹事会で田中氏の推薦を正式決定し、全面的に支援する方針。公明党の冬柴鉄三元国土交通相の選挙区で、民主党は知名度の高い対抗馬の擁立を模索していた。 田中氏は07年参院選比例代表で初当選。参院で民主党と統一会派を組んでおり、選挙を取り仕切る小沢一郎代表代行と親しい。 民主党は公明党の太田昭宏代表の地元・東京12区も「空白区」となっており、東京12区には小沢氏が岩手4区から国替えして出馬する案も一時浮上。しかし、党選対幹部は「引退しない限り岩手4区は小沢氏」と断言している。 東京都議選の大勝で自信を深めた党都連からは候補擁立を求める声が強まっている。鳩山由紀夫代表は15日、記者団に「小沢氏が近々選挙区の関係者と会い、遅くとも来週ぐらいには候補を擁立する」との見