タブレット型パソコンの売り上げが好調です。 去年1年間の全世界の出荷台数は6300万台余りの見込みで、前の年に比べて3倍以上も伸びたと言われています。 好調な伸びの背景には、タブレットが、これまでは「紙」にこだわり続けてきたビジネスの場でも導入されるなどこれまでにない新たな使われ方をされていることがあります。 活用が広がるタブレット。 アメリカとカナダの最新の導入例と今後の可能性について、アメリカ総局・小原健右記者が解説します。 取材の発端は、ある発表 去年12月。 アメリカのある大手航空会社の発表が、私の目を引きました。 FAA=アメリカ連邦航空局が、旅客機のコクピットでパイロットがタブレット型パソコンを使うことを認可したというのです。 旅客機の中といえば、アメリカでも離着陸のときなどにすべての電子機器の電源を切るように求められます。 飛行に支障が出ることを防ぐためですが、