コンシューマーエレクトロニクス企業が自社の既存製品に対して行うことで最も不利になる可能性があることの1つは、その既存製品に取って代わる製品の存在を認めることだ。したがって、任天堂が4月25日、「Wii」の「後継機」を2012年にリリースすると発表したとき、明らかに生じた疑問は、このニュースが、大いに成功したが最近は停滞気味の現行世代ゲーム機Wiiにどのような影響を及ぼすのかということだ。 Wiiの購入を検討している人たちの中には、いったん財布をしまって新機種が出るまで待つという決断をする人もいるだろう。逆に、新機種が店頭に並んだときにはかなり高額なものになると考え、今あるものを購入しようと店頭へ急ぐ人もいるかもしれない。 それに、ゲーム機メーカーは任天堂だけではない。Microsoftもソニーも、「Xbox 360」と「PlayStation 3」(PS3)の後継機について何も発表していな
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