・チェルノブイリの森―事故後20年の自然誌 ウクライナ系アメリカ人ジャーナリストによる長年のチェルノブイリ訪問取材をまとめた渾身のルポタージュ。ロシア、ウクライナ、ベラルーシにまたがる原発事故の地の意外な真の姿がわかる。 視覚的にはチェルノブイリは死の街などではない。 「ところが事故の十年後の1996年に初めてチェルノブイリ地区を訪れると、驚いたことに、いちばん目につく色は緑色だった。このときの取材記録を見ると、「原野」や「森」や「野生生物か!?」などの語句を下線で強調したり、丸で囲んだりした説明がびっしりと書きつらねられている。通説や想像とうらはらに、チェルノブイリの土地は独特の新しい生態系に生まれ変わっていたのだ。悲愴な予言などものともせず、ヨーロッパ最大の自然の聖域として息を吹き返し、野生の生物で満ちていた。動物は、思いもかけず魅力的な棲みかとなった森や草原や沼と同様に、放射性物質で
シリーズ2回目です。人がいなくなった居住禁止区域で、植物や動物が25年後にどうなっているかという興味深いレポートでした。一言で言うと、自然はたくましいのです。大量被曝の直後には、植物も動物も一部は死滅したものの、やがて周辺地域からの流入もあり、外見上は豊かな自然の復活が見られるのです。人間がいなくなった後の都市がどうなるかという実験でもあります。 特に興味を感じたのはネズミの元気さでした。今も高い放射線量にさらされているにもかかわらず、正常に繁殖しているのです。しかも人間では2世代以上のデータが得られないのに、ネズミは40世代も交代して、遺伝的影響への貴重な資料を提供しています。そこで論じられていたのは、DNA再生能力の高さということでした。 生物のDNAは2重らせんになっています。ですから一方が破壊されても、残った情報で大半は補修されるのです。そして放射線に「慣れている」ネズミの方が、強
5月10日(火)深夜、「チェルノブイリ事故 25年」というシリーズで「被曝(ひばく)の森はいま」という番組をNHKのBS1で放送しました。 事故現場から18キロ地点、人影のない汚染地区の一角で暮らすレオニード。家の回りで栽培する農作物を食べて生活している。科学者でもあるレオニードは、放射線を浴びた農作物を調査。農作物の種類によってその度合いが違うことを知る。汚染された場所で栽培しても、食べられる農作物があることが分かったのだ。 ウクライナ人のガシュチャク博士は長期にわたってチェルノブイリ周辺で放射線の影響を調査している。放射線レベルはまだ通常より数千倍も高いが、直後と比較して3%にまで減少。立ち入り禁止地区は徐々に昔の姿を取り戻し、今では自然の宝庫と言えるまでに回復した。さらに博士はネズミを調査し、放射線を浴びた個体でも、全く見た目には健康であることを突き止める。その理由を探るため、博士は
ロボット兵士の戦争 P・W・シンガー NHK出版 人生で初めてロボットと認識したものは何だろうか。 ぼくは間違いなくドラえもんだったと思う。 まぁ世代によってはアトムだろうし、009だろう。 実写で初めての印象はターミネーターだった。 そして、ターミネーターの世界では人間とロボットが対立していて、そこは荒廃した世界だった。 のび太君がしずかちゃんをゲットする幸せな未来なのか。 ターミネーターがサラ・コナーを殺しにくる未来なのか。 それとも、僕らはとっくにらりるれろに支配されているのか。 今考えられるロボットと人間の近い近い未来を予測した本です。 とはいえ、介護ロボットなんかは出てきません。 あくまでも戦場でロボットがどうなるのか、それが戦争に、人間にどう影響を与えるのかの話がメインになっています。 本筋からは少しずれるんだけど、印象的だったのは911やアフガン、イラクなんかをはじめとしてア
diet日記 最高体重106kgからのDiet&その他諸々日々の記録です。 プロフィール プロフィール|なう|ピグの部屋 ニックネーム:gacha 自己紹介: 体重がグングン増え続け、とうとう3桁突入 これじゃいかんとダイエット生活に突入3年目。 ブログジャンル:ダイエット メッセージを送る アメンバーになる プレゼントを贈る [記事作成・編集] 最近の記事一覧 ダイナミック 未来の食卓 カフェでライブ☆ 香りの伝道師 150円 食べ物を捨てること ガラガラ 初明治座 なんにもない 松濤カフェ [一覧を見る] [画像一覧を見る] ブログテーマ一覧 記録 ( 280 ) 音楽&LIVE ( 18 ) 読書 ( 46 ) 演劇 ( 2 ) 映画 ( 17 ) 食費 ( 11 ) RSP ( 8 ) モラタメ ( 1 ) カレンダー <<5月>> 日 月 火 水 木 金 土 1 2 3 4 5
ゲームをしたり本を読んだり、酒を飲んだり(飲まれたり)、バイクを駆ったり(駆られたり)、文章と絵(主に戦史)を練習したり。 群衆の好意ほど不確かなものはない。 ――キケロ 私の統治は人民の幸福に寄与せぬところがあった。私の人生は儚く過ぎ去った。神は確かに存在するが、私には見えぬ。あれほどに私を突き動かした情熱は去り、老いさらばえた抜け殻が残された。我が軍は混乱している、神より離れ、希望を失った私の如く…。何ということだ、私はこの世に何も持たずして生を得て、今や無数の罪が列をなし、ともにこの世を去ろうとしている!…私はひどい罪を犯したが、如何なる罰が私を待っているのか見当も付かない。 ――アウラングゼーブ・ムガル帝国皇帝、死の床にて ゴールデンウィークだと!!クソッ、この国にそんなものはないわ!! どうも、こんばんは。 ついうっかり魂の叫びが漏れてしまいましたが、無いものは無いのでしょうがな
チェルノブイリ原発事故から今日で25年。 今もなお、原発から半径30km圏内は居住が禁止されており、完全な廃炉にはあと100年はかかると言われている。 さらに、原発から北東へ向かって約350kmの範囲内には局地的な高濃度汚染地域「ホットスポット」が約100箇所にわたって点在している。 ホットスポット内においては農畜産業が全面的に禁止されているが、ウクライナ北西部ではホットスポット外において作られた牛乳や野菜であっても、今も高濃度の放射性セシウム137が検出されているという。 THE BLUE HEARTSは「チェルノブイリには行きたくねぇ」と歌ったが、世界は今、「日本には行きたくねぇ」と思っている。 チェルノブイリの森―事故後20年の自然誌/メアリー マイシオ ¥2,310 Amazon.co.jp
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