最初は、人類だけで機械はなかった。それから、人類は機械を手にした。そしてついに、機械だけで人類はいなくなった*1 いやあこれは凄い。21世紀における戦争の、革新的な部分を「ロボット」に認めて、その全体像を語っていく。第一部ではどのようなロボットが今戦争で使われ、生まれていているのか、それによる戦争と日常生活の変化を解説。二部からはその変化が、人類に対して何をもたらすのかを解説しており、その幅の広さ、説明の深さはちょっと他では見られない程。 著者のP・W・シンガー氏は『戦争請負会社』『子ども兵の戦争』などで一躍名を挙げた研究員にしてCIA議会の顧問を務め、オバマの大統領選では国防戦略をとりまとめたエリート中のエリート。おまけにイケメン。ちくしょう!! 死ねばいいのに! いやしかし本はめちゃくちゃ面白いです。ちょっとどうかと思うぐらいに面白いですねえ。それは僕がSFを好きだからかもしれないです
さっきの「Japanese Pop」を書き終わって公開した瞬間に、 このことについて書くのを思い出しました。 こないだの土曜日に池袋リブロをぶらぶらしていたら この本との衝撃的な出会いを・・・。 P.W.シンガーの『戦争請負会社』については前にもブログで書いたかも。 本作は、同じ著者の第3作目です。 SFっぽいでしょ? でも、この本で語られているのは現実の話です。 もともとSFが好きなことと、戦争ということで国際法がらみなところとで、 わたしにとっては、どきどきするほど興味深いテーマです! で、読み始めたと同時にGoogle Scholar で検索してみたら いくつか論文も見つけました。 いま読んでいる論文は、 正戦論をロボットに当てはめたら・・・という論文。 流し読みでまだ分かりませんが、 ロボットの自律性が高くなり道徳的人格を有するに至るのであれば ロボットにも責任を問うことができる・
システムの一環としてロボット技術を考える 今回は、2冊のロボット関連書籍を紹介します。 1冊目はNHK出版発行、P.W.シンガー著、小林由香利訳「ロボット兵士の戦争」です。軍事ロボットについて書かれた本なのですが、よくある軍事やロボットのマニア向けの本とは違い、一般の方が読んでも楽しめるものとなっています。日本のハイテク(ロボット)技術が世界でどのような立場(レベル)にあるのかもよくわかります。 毎年日本で開かれるロボット格闘競技大会「ROBO-ONE」からは、来るべき状況の一端がうかがえるかもしれない。主催者側は2010年に新しい部門を設ける計画を発表した。宇宙でのロボット戦だ。人型ロボットを載せた小型衛星が宇宙空間に打ち上げられる。「衛星が無事に軌道に乗れば、ロボットが放出され、宇宙の真空空間で互いに戦いはじめる」(その後、宇宙大会の計画は無期延期になっている)。 それを人間の進歩
『ロボット兵士の戦争』という、未来の戦争はロボットが主役となることを預言するような一冊を読んでいたら、レイ・カーツワイルについて一章を割いていたのですが、これが読んでみたら圧倒的に面白い。レイ・カーツワイル氏は発明家であり研究者であり未来予測科学者というわけのわからない肩書きの人で、経歴と彼の語る「特異点」という「未来」の話が素晴らしいです。 元々僕はポストヒューマン誕生という彼の著作を読んでいて、言っていることもなんとなくはわかっていたのですが、そのあまりに壮大な話に正直言ってほとんど半信半疑というところだったのですが、『ロボット兵士の戦争』に書かれている経歴その他を読んでいたら、「ありえるのかも?」という気になってきました。 『ポスト・ヒューマン誕生』の中の壮大な特異点についての話についてはこちらが詳しいですが→レイ・カーツワイルの未来予測が凄まじい件 - 誰が得するんだよこの書評簡単
2010年現在、我々は史上何度目かのRMA(軍事における革命)に立ち会っている。それはロボット兵器の導入だ。1990年代から徐々に戦場に現れるようになったロボット兵器は、イラクあるいはアフガニスタン戦争の戦後処理の失敗により、特にアメリカ軍において本格的に導入されるようになった。これは単純に「危険あるいは退屈な任務をロボット兵器に代行させる」といったものではない。戦争のあり方、軍組織のあり方にまで影響をおよぼしはじめている。本書は著者が関係各所への膨大な取材とインタビューを基に、ロボット兵器の現状と未来を予測している。 本書の内容は、主に2パートに分かれる。前段はロボット兵器使用の現状だ。イラクあるいはアフガニスタンでもっとも問題視されているIED(即製爆発物)の処理を行う”遠隔爆弾処理車両”から、偵察・攻撃を任務とするUAV(無人航空機)まで、様々な現場が紹介される。我々ミリオタの予想を
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昨晩のBSでのNHKスペシャル。アメリカのアフガニスタンに於けるロボット兵器の導入について、振り返ったドキュメンタリーだった。 なりふり構わず突撃し、また、自爆してくるテロリストたち。これに対抗するために、無人の爆撃機や、軽戦車、 はたまた超遠隔で標的を定めての小型ミサイル砲が使われ始めた。アメリカ本土にいながら、ゲーム感覚の操作で相手を殺戮できる。 若い女性兵士が屈託なくインタビューに応えていた。 「高いところは怖いし、戦場はおっかないけども、これなら大丈夫だわ、だってアメリカに居ながら座りながらにやれるんだもの」 にこにこしながら、こんな言葉を吐く、この現実が、そら恐ろしい。 一般市民に、武槍で戦う訓練をさせていた時代も、異常だったろう。しかし、戦争をゲーム感覚の次元にさせてしまう、笑いながら殺戮できるシステムを作ってしまうことも、明らかに何かの一線を越えている。 対話と歩み寄りで解決
2010年09月02日21:16 カテゴリ本棚 ロボット兵士の戦争 脅威は自分が受けなければ実感できない。 機関銃で植民地の人々を散々撃ち殺したヨーロッパの兵隊は、第一次大戦に至るまでそれが戦争を変えたことに気付かなかった。 歴史は繰り返す。 イラク戦争のような非対称の戦争を続ける限り、世界は戦争が変わったことに気付かないだろう。 しかしいずれ気付かざるを得ない。 次代の戦場を支配するのはロボットであることを。 なんて煽り文を書いてみましたが、どうでしょうか? 「ロボット兵士の戦争」がとっても面白かったのですよ。 著者は「戦争請負会社」「子ども兵の戦争」のP・W・シンガーです。 イラク戦争で用いられている数々のロボット兵器について、ロボット会社の開発者や経営者、政府関係者、実際に操作する兵士等々、様々な人へのインタビューをからめつつ、現代のロボット事情を概観する本になっています。 イラク戦
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