自民党は昨日、郵政造反組11人の復党を正式に認め、安倍首相は党のホームページに寄せた文の中で、憲法改正を視野に入れていることを表明し、「政策遂行に当たっては、国会における、支持勢力の拡大も重要」であると訴えました。 この判断の是非については、いろんな方が論じているし、私もこれまで何度か意見を述べたので、きょうは触れません。ただ、安倍内閣の支持率が急落したことをもって、政権基盤が動揺しているかのように書くのは行き過ぎだろうと思います。 確かに、産経とFNN(フジニュースネットワーク)の合同世論調査では、支持率は前回の63.9%から47.7%まで落ちましたが、それでも5割近くの国民の支持を受けているのです。この数字は、まだまだ歴代内閣の支持率に比べ、十分高い水準にあります。 例えば、同じ産経とFNNの調査をみると、今年7月の小泉内閣の支持率は42.5%でした。これは政権末期の数字としては